CHALLENGE DE MALLORCA 'ステージ 3' |
2月8日 Trofeo Soller-Port de Soller スペイン UCIカテゴリー1.4
マヨルカチャレンジの第3ステージは、豪の Robbie McEwen (Farm Frites) が簡
単にステージ優勝を挙げた。
スペインの Francisco Cabello (Kelme) は、総合
トップを守っている。
McEwen は、この159kmのレースを3時間42分45秒、平均速
度42.8kphで走り、独の Erik Zabel が2位に入った。
出場者全てが長距離のレー
スで走れるように調整を目的としているため、平均速度が物語るように、シーズ
ン初期としては異例なほど集団のスピードは速かった。
殆んどスタート直後から攻撃が絶えず続き、Kelme Costa Blanca チームは総合
リーダーの Francisco Cabello を守るために働かなければならなかった。彼等
は逃げをブロックすることはできなかったが、彼等の逃げもそのまま成功させな
かった。
特に重要な逃げは残り20km地点で起きたもので、スペインの Francisco
Tomas Garcia (Vitalicio) が攻撃を仕掛け、これにオランダの Miquel van Kessel
(Farm Frites)と豪のMathew Hayman (Rabobank) が加わり、3人の集団ができた。
しかしこの逃げは、ゴールラインが近づき、スプリンターを擁するチームが集団
の速度を上げていたため、最初から成功の見込みは殆んどなかった。
最後の1kmは、Zabel とステージ優勝者 McEwen の一騎打ちを中心に展開したが、
この独選手はコーナーを上手く処理できず貴重な時間を失って McEwen が今シー
ズン2勝目を挙げた。(2000年の彼の初優勝は、Jacob's Creek Tour Down Under
の最終ステージ)
'ステージ 3':
1. Robbie McEwen (AUS-Farm Frites) 3:42:42
2. Erik Zabel (GER-Telekom) 3:42:45
3. Ruben Galvan (SPA-Kelme CB) s.t.
4. Steven de Jongh (HOL-Rabobank) s.t.
5. Elio Aggiano (ITA-Vitalicio) s.t.
6. Daniele Galli (ITA-Amica Chips) s.t.
7. Aart Vierhouten (HOL-Rabobank) s.t.
8. Alberto Benito (SPA-Banesto) s.t.
9. David Fernandez (Relax Fuenlabrada) s.t.
10. George Hincapie (USA-Us Postal) s.t.
プロ自転車競技選手の仕事は厳しい。トンネルから抜け出た時、明るいどころか
再び全てのものが見えなくなるのはご存じだろう。
Michele Bartoli は、8ヶ月
間のブランクからレースに復帰したものの、昨日マヨルカで落車して殆んどその
感触を楽しむ事もできなかった。
"私は自分に言い聞かせた。いやそんなことが
ある筈はない。そうだ落ち着くんだ Michele。そしてそんなに酷くないことに気
が付いた。
それでも体全部、手足や全ての骨をチェックして大丈夫な事を確認し
て再び走り出すまで1分はかかった。"
Bartoli のパンツの右側は破け、背中に
全体的な痛みがあるものの我慢できるので再び走り出した。
Freire, Museeuw 及
び Noe もまた Bartoli と共に落車したが、大きな問題とはならなかった。その
後、Michele は、Bettini, Scinto (彼も下りで大落車をして肘、背中、頭を強
打した) と Tani の 助けを得て、直ぐに集団に復帰した。
Bartoli の怒りは凄
まじく、Paco Cabello が優勝したこのレースで2番目の動きの主役となった。
2月8日-20日 Vuelta a Cuba キューバ UCIカテゴリー2.5 |
第25回 Vuelta a Cuba が今日から20日迄、13ステージで2002kmの距離で争われ
る。
前回大会は、1990年キューバの Eduardo Alonso が優勝している。
ステージ:
ステージ 日付 スタート - ゴール 距離KM
1 火 8 Baracoa - Guantanamo 153
2 水 9 Guantanamo - Santiago de Cuba 138
3 木 10 Santiago de Cuba - Bayamo 125
4A 金 11 Bayamo - Holguin 90
4B 金 11 Holguin - Las Tunas 110
5 土 12 Las Tunas - Camaguey 123
6 日 13 Camaguey - Ciego de Avila 119
7 月 14 Ciego de Avila - Sancti Spiritus 173
8 火 15 Sancti Spiritus - Cienfuegos 175
9 水 16 Cienfuegos - Santa Clara 167
10 木 17 Santa Clara - Cardenas 180
11A 金 18 Cardenas - Matanzas (ITT) 40
11B 金 18 Matanzas - Guanajay 150
12 土 19 Artemisa - Pinar del Rio 140
13 日 20 Pinar del Rio - Paseo del Prado 169
2回ジロデイタリアで優勝した Ivan Gotti にドーピング罪の有罪判決が下されと
と、火曜日イタリアオリンピック委員会 (CONI) は発表した。
伊のスポーツを監
督する CONI は、ドーピングコミッションの長官 Giacomo Aiello が"血液ドー
ピングとして禁止分類されている物質の使用" の証拠を発見したと語っている。
Aiello は、Gotti をナショナルチームから外すかどうかはイタリア自転車競技
連盟に任せた。
CONI はまた、Aiello が Alessandro Bertolini, Gianluca
Bortolami, Gianni Faresin 及び Giorgio Furlan といった自転車選手について
もイタリア自転車競技連盟に任せると語っている。
Bertolini, Bortolami 及び
Faresin は血液ドーピングについて有罪が言い渡され、Furlan は血液ドーピン
グと禁止薬物の使用が言及されている。
昨年伊の英雄 Marco Pantani が血液検
査で陽性反応を示した後、Gotti は3年間にジロデイタリア2回目の勝利を挙げた。
DIERCKXENS COULD RETURN IN MAY: |
ベルギーの自転車選手 Ludo Dierckxens の出場停止期間が5月10日で終了するた
め、彼はその後競技を続行できる。
彼は昨年のツールドフランスでステージ優勝
を飾った後、膝の炎症の治療のためにチームドクターの許可なしにステロイド系
の薬物を使用したことを認め、彼のチームから出場停止処分を受けていた。
VIRENQUE ツールの優勝を宣言(Jean Perez 提供): |
自転車の歴史上最大のドーピングスキャンダルによって、昨シーズンの殆んどを
控えに甘んじた論争の中心の仏選手 Richard Virenque は、戦いに復帰してツー
ルドフランスに優勝しようと躍起になっている。
4回ツールで山岳賞に輝いた
Virenque は、今週水曜日から始まる地中海ツアーで2000年シーズンを開始する。
1998年自転車最大のレースを震撼させたフェスティナ事件の裁判が近いうちに見
込まれているにも関わらず、彼の野望は非常に高い。
裁判の日程の詳細はまだ明
らかになっていないが、彼はシーズンの妨げにならないと主張している。
"私は
ツールのためだけに生きている。このレースで私はいつでも最善を尽くしてきた。
以前に2位と3位になり、今年30才で優勝するにふさわしい経験は積んできた。"
と彼は語った。
" 厳しい山場も控えているが、1998年と1999年の出来事を潜り抜
けた私にとって、容易な事だ。
私は冷静だし、やる気もあり集中している。そう
さ、勝利の可能性を確信している。" と彼は加えた。
今年のツールの行程を見ると、クライマーに有利には見えないが Virenque
は、ツールの有力候補達と戦う見込みに全く心配はないと語っている。
戦いの相
手は、主に伊の Marco Pantani, 独の Jan Ullrich そして昨年の優勝者 Lance
Armstrong、これらの全選手が今年のツールに集結する予定だ。
Virenque は
:" いつもの通り、大きな山岳ステージに備えて練習するよ。Hautacam, Courchevel,
Ventoux といった名前を聞くとわくわくするんだ。"
ジロデイタリアの優勝者 Ivan Gotti との Polti チームの内部抗争にも関わら
ず、彼のチャンスを後押しするためにこの仏選手にはアシストの新しいチームメ
イトが与えられる。
彼は Franco Polti に彼の長い間の友人、まだ薬物の摂取を
否定しているもう一人の Festina の選手 Pascal Herve を雇うように説得した。
"もっと選手がほしかったが、予算も限られている。Pascal とスペインの Daniel
Clavero 及び Jose Manuel Uria と共に、山岳で問題なく走れるだろう。" と彼
は語っている。
Virenque はなおその先にある、彼の祖国のプルーエで行われる
世界選手権ロードレースとシドニーオリンピックも見据えている。
"オリンピッ
クは計り知れないほど大切で感動的だ。
私はアトランタのスタートが忘れられな
い。我々全ては全力だった。" と1996年5位のこの仏選手は語った。
一つだけはっきりしている事は、彼の母国で Virenque の人気が非常に高くなっ
たことは一度もない。
"いつだって大衆との関係はうまくいっているさ。それで
も今は前よりも私を指示してくれる人が多くなったと感じている。" と彼は語っ
た。
ボスの Polti はこの様に同意している。:
"1日にして、Richard は2年間私
と共に働いた Luc Leblanc (前世界チャンピオン) よりも私の会社の名前に貢献
してくれた。"
ARMSTRONG TO RIDE PARIS-NICE: |
ツールドフランスの優勝者 Lance Armstrong が来月のパリ-ニース自転車レース
に出場することが、このレースの新しいプロモーター Laurent Fignon によって
火曜日明らかにされた。
このニースに住む米選手は、同胞の Bobby Julich, ベ
ルギーの Franck Vandenbroucke, 英の Chris Boardman 及び仏の Richard Virenque
とシーズン最初の大きなステージレースで競うことになる。
この3月6-12日の8ステージのレースで最も面白いステージは、最後から二つ目の
ステージ、ニースとモンテカルロを見下ろす10kmの厳しい登り Eze 峠を含む個
人タイムトライアル。
"プロモータとして初めてのパリ-ニースとなるので、完璧
にしたい。" と昨年このレースの権利を買った前ツールドフランスチャンピオン
Fignon は語った。
"多分小さな失敗はあるだろうが、寛容にみていただきたい。"
伊のナショナルチャンピオン Salvatore Commesso (Saeco-Valli&Valli) は、今
日 Vodacom Tour に出場するために南アフリカへ出発した。
Mario Manzoni (Mobilvetta-Rossin) は練習中、車と接触して顎を骨折し、一ヶ
月間活動ができなくなった。
彼のチームはネオプロの Domenico Gualdi と契約
した。
"貴方は年に何回フェラーリのタイヤを取り替えるんですか? と夕食中 Oscar Freire
は Michele Bartoli に尋ねた。
"1万km毎に。" とこのイタリア人は答えた。
"自分の車のタイヤは5万km毎です。" とこのスペイン人は答えた。
"車の種類は?"
と Bartoli は尋ねた。
"オペルのコルサです。" と恥ずかしがらずに世界チャン
ピオンは答えた。
この様に Freire は、無邪気で明るい。15日で彼は24才になる
が、誰にも臆することはない。
今彼は最高のクラッシックレースの選手で構成さ
れるチームの一員だ。
彼は先輩たちから学ぼうとしている。彼等よりも走れるよ
うに。
Q: 貴方は自分自身を Bartoli の後継者だと思いますか?
OF: 出来たら本当に彼の後継者になりたいよ。彼はクラッシックの全てのレース
で優勝しているし、走れば必ず優勝候補だ。
Q. 貴方は Bartoli のような王者から何が学べますか?
OF: Bartoli や Museeuw の様なチャンピオンは他の誰よりもクラッシックで経
験を積んでいるから、彼等と同じチームで走るだけで沢山のことを学べる。
Q: 今年クラッシックで貴方が優勝するチャンスがあると思いますか?
OF: そう、有る... レースは沢山あるし、誰にでもチャンスはある。チームの全
ての選手にレースが割り当てられているから、チーム内での争いはないだろう。
それに今年は経験を積むつもりだから、チームメイトから学ぶことも多い。
Q: 世界チャンピオンのジャージを着て何か違いを感じますか?
OF: 一番大きな違いは、昨年私のことなど誰も相手にしなかったからスプリント
に入るのに問題が多かった。
私の進路が塞がれてしまうし、押されたり、集団の
先頭に出るのが難しかった。今私に気を使ってくれるので、楽に優勝を狙える位
置に動ける。
Q: これだけ早く優勝できると予想していましたか?
OF: 自分が絶好調なのは知っていたが、こんなに早くマススプリントで優勝でき
るとは思っていなかった。
Q: 貴方はミラノ-サンレモで2回優勝した Erik Zabel を第1ステージで叩きのめ
しましたね。
OF: 確かに。でもミラノ-サンレモは全然違うよ。誰も勝ちたいと思っているか
らね。
Q: 自分で自分を優勝候補だと思いますか?
OF: もちろん。このクラッシックはシーズン最初の私の目標の一つだ。ずっとミ
ラノ-サンレモは好きだった。これに勝つのが夢だよ。でもそれがとても難しい
のは良く解っている。
Q: では残りのシーズンは?
OF: オリンピックと世界選手権。今年の大きな挑戦はこの二つだ。
Q: どちらか一つを選ぶとすれば?
OF: 既に世界選手権で勝っているから、オリンピックだね。それにオリンピック
は、4年に1回だからね。
Q: Freire は貴方の後継者になれると思いますか?
MB: もちろん。彼は、既に私よりも早く世界チャンピオンになっているし、伸び
る時間も十分にある。もし順調に経験を積めば、彼は遥か彼方に行くだろう。
Q: 良い先生になる自信はr?
MB: 確実に。Freire は、Mapei で沢山学ぶだろう。他のチームメイト同様、彼
は私を頼ることができる。
Q: 彼をどの様に表現しますか?
MB: Oscar はスペインで言うところの'勇敢'な奴だ。世界選手権で優勝するのは
容易なことではない。それが若い時ならばなおさらだ。彼が偉大な選手になると
期待しているよ。
Q: 彼はワールドカップの選手になれますか?
MB: 彼が焦らなければイエスだ。これまでに彼は世界チャンピオンの重荷を感じ
ていないようだ。だから勝てたのだが、問題ないだろう。
Q: 貴方の復帰は順調ですか?
MB: いいよ。とても幸せだ。膝に未だ少し痛みがあるが、普通だ。
Q: 今までに自転車生命も終りだと考えたことはありませんか?
MB: あった。一回だけ。全てを失ったと思った時に。
偉大な自転車選手の血統の最年少 Jo Planckaert は、違いを好むようだ。
健康
上の問題を克服し、Etoile de Besseges で二つ目の勝利を掴んだ彼は、再スタ
ートを切れたようだ。
"私は Jo であり彼等は Planckaert だ。" 由緒ある
Planckaert 家の末弟は、29才。
此迄に彼の長者達のように栄冠と縁がなかった
: 彼の父 Willy はツールドフランスでスプリント王、彼の叔父 Eddy はパリ-ル
ーベで優勝、やはり叔父の Walter はフランドル優勝。
そして彼は、この様な重
荷を負わないためにも違いを主張している。この98年の Etoile de Besseges の
優勝者は健康を害し、1999年は2位が6回だった。
Lotto チームから Cofidis チームに移籍することで、新しいスタートを切った。
チーム全体は彼のサポートに
回り、彼はこの2000年度の大会で完全な指揮を執った。
最初のステージ(Ciotat-
Aubagne)で、彼は Kirsipuu の後ろ2位でゴールし、これが Jo Planckaert の総
合優勝の下地となった。
そしてチームタイムトライアルで Cofidis チームが優
勝し、Jan Kirsipuu に26秒差をつけて彼に総合リーダーの座をプレゼントした。
1. Laurent Jalabert (Fra) 2362 ポイント
2. Michael Boogerd (Hol) 1982
3. Frank Vandenbroucke (Bel) 1827
4. Andrei Tchmil (Bel) 1591
5. Davide Rebellin (Ita) 1590
6. Markus Zberg (Swi) 1507
7. Lance Armstrong (USA) 1495
8. Francesco Casagrande (Ita) 1417
9. Jan Ullrich (Ger) 1408
10. Roberto Heras (Spa) 1373
11. Jaan Kirsipuu (Est) 1309
12. Romans Vainsteins (Lat) 1171
13. Wladimir Belli (Ita) 1155
14. Paolo Bettini (Ita) 1153
15. Oscar Camenzind (Swi) 1133
16. Eric Zabel (Ger) 1130
17. Alexandre Vinokourov (Kaz) 1116
18. Abraham Olano (Spa) 1103
19. Peter Van Petegem (Bel) 1066
20. Mario Cipollini (Ita) 1061
21. Igor Gonzalez Galdeano (Spa) 1041
22. Mirko Celestino (Ita) 1040
23. Paolo Savoldelli (Ita) 1026
24. Tom Steels (Bel) 1014
25. Jeroen Blijlevens (Hol) 1008
26. Gilberto Simoni (Ita) 972
27. Marco Pantani (Ita) 944
28. Michele Bartoli (Ita) 942
29. Jose Maria Jimenez (Spa) 934
30. Alex Zuelle (Swi) 921