InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
Frank Gonzalez氏と東郷幹男氏に感謝します。
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  インフォチクリズモ 2月16日
  結果及び概要
  2月13-1日 Vuelta a Andalucia "Ruta Ciclista Del Sol" スペイン UCIカテゴリー2.3
ステージ 4:
水曜日、アンダルシア一周の第4ステージ Cordoba と Jaen 間185km は、スペインの Santiago Blanco (Vitalicio Seguros) が優勝した。
Blanco は、 13kmで小さな集団と共に逃げ、40km地点からゴール迄単独で走り切った。Santi は、総合リーダー Miguel Angel Pena (ONCE DB) を含む Zabel が率いる集団よ り4分23秒早くゴールした。

このステージはスタートから速く、13km地点で Blanco, Igor Flores, Jose Manuel Vazquez 及び総合リーダーのチームメイト David Canada の集団が逃げた。
この 逃げは、仕掛けが早すぎたことに加え神経質になった多くの選手がこの逃げから 逃げようとしたために、集団が追わなかったにも関わらず失敗に終わった。
集団 がこの逃げを捕まえた時、Blanco は辛うじて数メートル前で彷徨っていたが、 その後仏の仏の Jacky Durand と走り、彼等は集団と13分のギャップを作り、そ の時点での総合リーダーになった。
この地点から、ONCE-DB が彼等のリーダー Pena のために働き始めた。一方 Blanco は、Durand がなかなか前に出ないことから 逃げを共にするのは適切でないと判断し、120km地点のカテゴリー3の登り Arjonilla の最初の坂で Blanco は Durand を置き去りにした。

Blanco は速いリズムを保ち、集団との差を14分30秒まで広げることができた。
この結果 ONCE-DB は全員が集団の先頭に出て引っ張らざるを得ず、まるでタイ ムトライアルのように追撃したが、残り20km地点で未だ6分以上の差があった。
この地点より後の重要な出来事は、Balnco が残り8km地点でパンクし、ゴール スプリントで Mikel Zarrabeitia がメイン集団の真ん中で流血事故を起こした ことだった。
Zarrabeitia は両脚に深い傷を負い、Jaen の病院に運ばれた。
最 後の第5ステージは明日 Luque と Granada 間134.7kmで行われる。

この日の朝UCIの医療チームがアンダルシア一周を初めて訪れ、適合する20人の 選手に対して検査を行った。
検査を受けたチームは: Festina, Mercatone Uno, Palmans 及び Nurnberger
ステージ 4, Cordoba〜Jaen, 185km:
  1. Santiago Blanco    (SPA-Vitalicio) 4:30:29
  2. Erik Zabel         (GER-Telekom)  at 04:23
  3. Fabiano Fontanelli (ITA-Mercatone)    s.t.
  4. Paolo Bettini      (ITA-Mapei)        s.t.
  5. Nico Beckhout      (BEL-Palmans)      s.t.
  6. Nico Mattan        (BEL-Cofidis)      s.t.
  7. Mathew Hayman      (AUS-Rabobank)     s.t.
  8. Henrik Van Dyck    (BEL-Palmans)      s.t.
  9. Ramon Medina       (SPA-Vitalicio)    s.t.
 10. Andrei Tchmil      (BEL-Lotto)        s.t.

総合成績:
  1. Miguel A. Pena      (SPA-ONCE)    17:45:43
  2. Francisco Cabello   (SPA-Kelme)      at 22
  3. Aitor Garmendia     (SPA-Banesto)    at 26
  4. Peter Farazjn       (BEL-Cofidis)    at 27
  5. Jose L. Rebollo     (SPA-Vitalicio)  at 33
  6. David Etxebarria    (SPA-ONCE)       at 37
  7. Frank Vandenbroucke (BEL-Cofidis)     s.t.
  8. Felix Garcia        (SPA-Festina)    at 48
  9. Juan M. Mercado     (SPA-Vitalicio)   s.t.
 10. Michele Coppolillo  (ITA-Mercatone)   s.t.

チーム    : Vitalicio                  53:16:32
山岳      : Andres Bermejo (SPA-Relax)   20 pts
総合      : Erik Zabel     (GER-Telekom) 55 pts
スプリント: Jacky Durand   (FRA-Lotto)   13 pts.
昨日のステージ 3:
昨日の Nuestra Senora de la Sierra の頂上にゴールする 'クイーンステージ'で ONCE の Miguel Angel Pena が優勝し、総合リーダーと なった。
Pena は昨年のドフィーネリベレで落車して不幸な1999年シーズンを送 ったが、今シーズン初の勝利を挙げた。
この日のスタートでリーダーだった Mapei の Paolo Bettini は15分42秒遅れて97位でゴールした。
"現在我々の選手は、ス ペイン選手のように調子が上がっていないので、リーダージャージを守る計画な ど持てなかった。
我々がこれまでに残した結果は、選手の調子と言うよりも、レ ベルによって可能になったことだ。" と Mapei-Quick Step のスポーツディレク ター Serge Parsani は説明した。

Michele Bartoli について、彼は14分55秒遅れの83位でゴールした。
彼のやる気 はあまり高くないようで、何か心配事があるようだ。:
"平坦ですらも、右脚が とても痛む。リズムを変えなければいけないと考えている。
このステージはスタ ートからアタックの応酬だった。関節の問題ではないと思うが、現在この種の問 題の対処経験に乏しいで、イタリアに戻ったら検査を受けるつもりだ。" と Bartoli は締めくくった。

太陽の路の昨日のステージ 3 の全結果は、インフォチクリズモのホームページ を参照のこと

http://www/infociclismo.com

  2月11-19日 Vodacom Rapport Toer 南アフリカ UCIカテゴリー2.4
ステージ 5:
水曜日の Vodacom-Rapport ツアーの第5ステージは、ベジタリアン チーム Linda McCartney の英選手 Max Sciandri が4時間37分24秒のタイムで優 勝した。
これはこのレースで Linda McCartney の3つ目(Maurizio de Pasquale が2勝している)の勝利となるが、Gerolsteiner チームの総合リーダー Tobias Steinhauser を引き摺り下ろすには足りなかった。
Steinhauser は、伊の Alberto Elli に対して1分42秒の差をつけている。

Sciandri はこの日出走した時点で総合リーダーから44分遅れていたので、Montagu に集団に7分先行してゴールしても総合成績には全く関与しなかった。
Max Sciandri (Linda McCartney)は、オーストラリアチームの Cameron Jennings , Stefan Gottschling (Pro-Mix), Jan Xavier (Post-Suisse), Udo Bolts (Telekom) と Dirk Mueller (Post Suisse) と共に逃げに乗った。
この逃げ集団はたった30km 地点で集団を後にし、最後まで逃げ切った。
最後の数kmで Sciandri は疲労した 他の5選手をスプリントで手玉に取り、彼にとってこのツアー初のステージを手 にした。
"今日はとても暑く風も強かった。簡単な走りではなかったが、勝利を 手にした今とすれば、全ての苦労も報われる。とても爽快だ。" と表彰台の一番 高い所から優勝者は語った。

水曜日までイエロージャージを保持している Gerolsteiner チームは、逃げがそ のまま行ってくれたために、総合争いをしている Alberto Elli と Salvatore Commeso のマークに集中できたので非常に助かった。
Steinhauser は危なげなく メイン集団でゴールした。

アフリカの高原地帯に若干属するこのレースコースは、予期された通り非常に暑 く、34度迄上がった。
このために、集団は動きが鈍く、6選手の逃げが決まり、 差をつけたのを喜んでいるように見えた。
逃げ集団が12分の差をつける迄、メイ ン集団は全く動かず、彼等がゴールした時にその差は7分となっていた。

今日全てのホットスポットと山岳賞を南アフリカの選手が取り、南アフリカのチ ーム HSBC が今も Telekom と Gerolsteiner に対してリードを保っている。
南 アフリカの選手の最上位は、スプリントジャージを着ている Robert Hunter (プ ロ混合)。
明日は Montagu と Ceres 間の163kmのステージ、選手達は朝10時に出 走する。
ステージ 5 結果
 1 Max Sciandri        4:37.24 LINMC
 2 Dirk Muller         4:37.24 POSTS
 3 Xavier Jan          4:37.26 FRAJX
 4 Udo Bolts           4:37.34 TELEK
 5 Stephan Gottschling 4:37.37 PROMX
 6 Cameron Jennings    4:38.27 AUSTL
 7 Robert Hunter       4:45.38 PROMX
 8 Salvatore Commeso   4:45.38 SAECO
 9 Gerbin Lowik        4:45.38 FARFR
10 Lars Michaelsen     4:45.38 FRAJX

総合成績:
 1   Tobias Steinhauser    17:49.08
 2   Alberto Elli          17:50.50
 3   Salvatore Commeso     17:52.00
  2月8日-20日 Vuelta a Cuba キューバ UCIカテゴリー2.5
ステージ 8, Sancti Spiritus 〜 Cienfuegos, 175 km:
  1. Jean Babler      (Germany)         4:24:24
  2. Adonis Cardoso   (Ciudad Habana)   4:25:26
  3. Anatoli Cancio   (La Habana)       4:26:32
  4. Yudel Escobar    (Ciego de Avila)  4:26:36
  5. Vicente Zanabria (Matanzas)            st.
  6. Erick Perez      (Ciudad de la Habana) st.
  7. Lizardo Benitez  (Guantanamo)          st.
  8. Roberto Cabrera  (Pinar del Rio)       st.
  9. Lubor Tesar      (Rep. Checa)      4:27:18
 10. Damian Martinez  (Guantanamo)          st.

総合成績:
  1. Pedro Pablo Perez          28:46.51
  2. Yosvany Falcon    (Cuba-A)    at 10
  3. Aldrin Salamanca  (Ven)       at 31
  4. Yosvany Gutierrez (Centrales) at 32
  5. Omar Pumar        (Ven)       at 32
  6. Iddis Tabares     (Cuba-A)    at 34
  7. Eliecer Valdes    (Cuba-A)    at 41
  8. Nivaldo Enriquez  (Cuba-B)  at 2:51
  9. Robinson Merchan  (Ven)     at 3.40
 10. Luis Romero       (Cuba-A)  at 3.51
  ニュース及び特集
  欧州情報 (Bart VanHoorebeeck 提供)
* VANDENBROUCKE:
VDB はアンダルシアでシーズン最初の山岳を越え、楽天的になっている。
"先頭 についていけなかったのは気にしてないよ。これは調整だからね。
このステージ の最初で自分の調子を単独で走って確かめたし。
それに対してスペイン選手は、 冬の間中こういった周回コースで練習しており、この時期彼等が強いのは当たり 前だ。私は未だ最高潮に達していないが、それほど遠くはない。"


* BARTOLI:
Bartoli は目標を定めた。Michele Bartoli は今シーズンの復帰に強い意欲を持 っている。
彼は春のクラッシックで戦うだろうが、今迄の不活動期間が勝利の路 に陰を落とすかも知れない。
従って、彼はツールや秋のシーズン後半に目標を変 えるかもしれない。
"私はツールの調整のために出場したドイツのツアーで落車 した。だからそこで復活したい。
そう、私は総合上位を狙うつもりだ。多くの人 は、それが私の領域ではないと思っているが、Armstrong に対しても同様のこと が言えるだろう。
そして Jalabert が私の目標の多き敵となるだろう。私の野望 は、UCIランキング1位になることだ。"


  FRANK VANDENBROUCKE インタビュー
Q: 昨年のヴエルタアエスパーニャは、貴方がメジャーステージレースで勝てる と実証する役割を果たしましたね。貴方の結論はどのようなものですか?

VDB: メジャーステージレースに出場して、自分がどれ位耐えられるか知りたい と思ったのは初めてだ。
1997年のツールに私は出場しているが、完走できなかっ た。私の国の自転車の定石は、偉大な選手になるためにはクラッシックレースか ら始めなければならない。
私はまだ若いし、ワンデイレースや短いステージレー スで良く走れるのは知っている。
たから必然的に次のステップは、メジャーステ ージレースになる。昨年のヴエルタは私の戦闘力を確認するのに非常に役立った。

Q: 貴方はメジャーステージレースが1週間短縮されることに賛成しますか?

VDB: 完璧にノーだ。自転車には歴史があるし、このスポーツの精神を無視する ことはできない。
この職業についている我々プロは、メジャーステージレースの 意味を知っている。
第3週目は非常に重要であり、勝利者の価値を増す。

Q: ワールドカップとツールドフランスの戦いを両立できますか?

VDB: それは簡単なことではないのを理解しているが、私は今シーズンそれに挑 戦しようと思っている。
私がツール優勝できると思わない限り、そのために全て を犠牲にすることはない。
もしそうなれば、クラッシックレースを忘れるだろう。

Q: 昨シーズンの最後は、印象的でした。

VDB: ヴエルタを終えるときには非常に強かった。だから世界選で優勝できる自 信があった。
私の手首の骨折については多くの話があった。私がチームメイトに 隠していたというのは嘘だ。;
私は彼と勝つ可能性があると思える選手には伝え た。

Q: Freire の優勝には驚きませんでしたか?

VDB: レースの前、殆んど彼の顔と名前が一致しなかった。
しかし、残り2周にな って、彼が殆んど余裕で彼が強い集団の中に残っているのに気が付いた。
最後の 5kmで、Freire がその中で最も強く脚が残っていた、 Q: ヴエルタで貴方が Ullrich のために働き、彼が貴方にヴェローナでお返しを するはずだったという噂がありますが...

VDB: それは真実ではない。
私はヴエルタで Ullrich に有利になるように走って いない。単純に彼に対抗して走ったんだ。
そしてもちろん彼に借りなどないのだ から、世界選手権で彼から助力など期待していなかった。

Q: 貴方はメジャーステージレースで優勝する頭脳が欠ていると思いますか?

VDB: 多分ね。肉体的な見地から、私は自分を完璧な選手だと思っている。
誰で も力が伸るのは真実だ。たとえば山岳でも。
しかし、Indurain もどちらかとい うとクライマーではないが、山岳での栄冠はいくつもある。
私はベルギーのファ ンから、誰かが Merckx の後継者となることを待ち望んでいるという圧力を感じ るが、それは私の心を乱す程大きくはない。;
反対に良い刺激になる。

Q: 貴方は何故ベルギーのチームで走らないのですか?

VDB: 何故ならば、ただ一つのレベルの高いチームは Lotto だけだからだ。
そし て彼等はメジャーステージレースに集中していない。

Q: 今年のヴエルタには出場しますか?

VDB: ツールの結果次第だと思う。
しかし行くとすれば、最高潮に調整して優勝 を狙いたいと思う。

Q: スペインのチームに行くことについてはどう思いますか?

VDB: 無視できないね。スペインのチームは、メジャーステージレースのためだ けに準備している。
スペインの自転車競技には伝統がある。
ONCE と Banesto の 両チームは各々の哲学を持っている偉大なスペインのチームだ。
ついでに私の契 約は今シーズン末で満了となるから、全ての提示を検討するつもりだ。


  
イタリア国内のチーム及びイタリア国外のチームで走るイタリア人選手のリスト は今日のレポートのスペシャルバージョンを参照のこと:
http://www.infociclismo.com

  選手の日記
  FESTINA の JONATHAN HALL
  Bulltek Sports 提供:
http://www.bullteksports.com
太陽の路, ステージ 3:
今日は大して言うこともない。俺が暑いと愚痴を言うの は初めてだろう。
しかし、2月にしては暑い日だった。きつい日でもあった。
俺 達はスタートから全力で走り、最初の登りで多くのアタックの中20km登った。
Mercatone の Zaina がテイクオフした後、俺達は一緒に巡航した。
2つ目の登り でこれがバラバラに砕け、私は暫くの間第2集団にいたが、その後約15人の集団 で一緒に走った。

Vandenbrouke が我々を見下したように一番厳しい場所で先に行ってしまったが、 結局最後には長い下りで全てが落ちてきた。
再び我々は一緒に巡航し、残り50km で、俺は活動を始めようと決心した。
あらかじめ厳しいと聞いていた登りで、大 丈夫だと思ってアタックを仕掛けたら、本当に路は山岳のようで、15km後に俺は 捕まった。
それが引金となって、そこからゴールまで俺達は全力で走った。
ゴー ルは山頂だったが、レースは町に入り裏道とも呼べる狭い路地でバラバラになっ た。
このステージは ONCE の Pena が優勝し、それ以外の結果を俺は知らない。
本当に厳しい日で、リーダーの Bettini を含め本当にぶちのめされた奴が沢山 いる。
明日は185kmの起伏の激しいコース。何が起るか解らない。
Hasta Manana. Jono


Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
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