InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
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  インフォチクリズモ 2月15日
  結果及び概要
  2月13-1日 Vuelta a Andalucia "Ruta Ciclista Del Sol" スペイン UCIカテゴリー2.3
ステージ 3:
今日太陽の路 の"クイーンステージ"で、山頂ゴールに単独で飛込 んだスペインの Miguel Angel Pena (ONCE DB) が新しい総合リーダーとなった。
Pena は Malaga と alto del Santurario de Cabra (Cordoba) 間の165kmを4時間 52分53秒で走り、Francisco Cabello より22秒早くゴールした。
現在総合トップ は Pena、これに続いて22秒差で Cabello、26秒差で Aitor Garmendia が続いて いる。

このステージは、予期されていなかった選手がトップでゴールに現れ、総合リー ダーの座につく意外な結末となった。
ONCE チームは彼等流の特定のリーダーを 定めず多くの候補者から絞るというやり方をした。
レースはスタートの号砲から 速く、スペインのチーム Relax Fuenlabrada と伊の Mercatone Uno から数多く の攻撃があった。
前のステージで目立たなかったこの伊チームは、Enrico Zaina を 送り出し、行動に出た。
彼は実質的に120km一人で集団の前でペダルを踏み続 けた。Zaina が総合リーダーから16分遅れていることから、大きなチームは彼の 逃げに関心を持たず、どのチームも捕まえる動きを見せなかった。

同時に二つのレースが行われており、一つはステージ優勝を賭けて、もう一つは 総合優勝を賭けたものだった。
Zaina は明らかに不在のリーダー Pantani の代 りにステージ優勝を狙っていた。一方総合優勝を狙っている有力候補達は、残り 25kmで屈服した Zaina の動きを歓迎していた。
真の戦いはこの地点から Vitalicio Seguros が敵をなじったため、 Kelme とCofidis がこれに応して集団の先頭で 責任を果たした事によって始まった。
最後の登りの最初の坂でも状況は変わらず、 Vandenbroucke の速いリズムと Kelme の引きにも関わらず、集団は壊れないで 一列棒状となっていた。

登りの中間迄、状況は変わらないものの集団は半分に小さくなった。
この集団に 5選手が残っていた ONCE DB チームが動きを企てたが、Vandenbroucke と Francisco Cabello の両選手もカウンターアタックで応じた。
Cabello は、最初実質的な攻 撃を David Etxebarria と共に決めたが、Cabello の攻撃の後 ONCE の Miguel Angel Pena が彼等の後を追った。
Pena は ONCE の秘密兵器であり、ゴール手前 4km手前で攻撃を決め、ステージ優勝とリーダージャージを手に入れた。
ステージ 3, Malaga〜Santuario N.S. de la Sierra, 165 km:
  1. Miguel Angel Pena   (Spa/ONCE)          4:52:50
  2. Francisco Cabello   (Spa/Kelme)        at    22
  3. Aitor Garmendia     (Spa/ONCE)               26
  4. Peter Farazijn      (Bel)                    27
  5. Jose Luis Rebollo   (Spa)                    33
  6. Frank Vandenbroucke (Bel)                    37
  7. David Etxebarria    (Spa)                  s.t.
  8. Felix Garcia Casas  (Spa)                    48
  9. Mikel Zarrabeitia   (Spa)                  s.t.
 10. Juan Miguel Mercado (Spa)                  s.t.

総合成績:
  1. Miguel Angel Pena   (ONCE/Spa)         13:10:51
  2. Francisco Cabello   (Spa)             at     22
  3. Aitor Garmendia     (Spa)                    26
  4. Peter Farazijn      (Bel)                    27
  5. Jose Luis Rebollo   (Spa)                    33
  6. David Etxebarria    (Spa)                    37
  7. Frank Vandenbroucke (Bel)                  s.t.
  8. Felix Garcia Casas  (Spa)                    48
  9. Mikel Zarrabeitia   (Spa)                  s.t.
 10. Juan Miguel Mercado (Spa)                  s.t.
王者復活:
彼の前回の優勝は1999年4月14日のフレーシュワロンヌだった。
6月の最初ドイツ のツアーで事故に遇い、長く苦しい自転車のない期間を過した。
このアクシデン トから306日にして Michele Bartoli は、太陽の道の第2ステージ優勝によって もう一度勝利の甘い味を楽しんだ。
Bartoli 続いて Johan Museeuw と Paolo Bettini がゴールし、Bettini が総合リーダーになったことから、ベナルマデナ の小さな坂は Mapei の祭典になった。
"もう二度この瞬間が来ないかも知れない と恐れていた。だからこの勝利が最も美しい。
しかし問題も残っている。右膝は まだ完治しておらず、片足を庇うために左膝も痛んでいる。
しかし、この勝利は、 自分の気持を高揚させるのにとても良い。心から感動したと言いたい。" と Bartoli は締めくくった。


  2月15日 Trofeo Laigueglia 伊 UCIカテゴリー1.3
今日行われた172.6kmの Trofeo Laigueglia で伊の Daniele Nardello (Mapei- Quickstep) が優勝した。
Giuseppe Petito が2位、カザフの Andrei Kivilev が 3位に入った。
このスタートの前に、 Bertolini, Bortolani, Faresin 及び Giorgio Furlan 等ドーピングの疑いをかけられた選手達に対するイタリアオリンピック 委員会のやり方について選手連盟から抗議書が手渡された。
1)  Daniele Nardello   (Ita-Mapei)  in 4h19'20"
2)  Roberto Petito     (Ita)               s.t.
3)  Andrei Kivilev     (Kaz)               s.t.
4)  Taddej Valjavec    (Slo)             at  9"
5)  Markus Zberg       (Svi)             at 25"
6)  Ludovic Turpin     (Fra)               s.t.
7)  Mauro Zinetti      (Ita)               s.t.
8)  Nicolas Zandarin   (Ita)               s.t.
9)  Luca Mazzanti      (Ita)               s.t.
10) Eddy Mazzoleni     (Ita)               s.t.
  2月11-19日 Vodacom Rapport Toer 南アフリカ UCIカテゴリー2.4
ステージ 4 結果:
 1 Maurizio de Pasquale  4:13.52 LINMC
 2 Soren Pietersen       4:13.52 COLOG
 3 Baden Cooke           4:14.24 AUSTL
 4 Tayeb Braikaia        4:14.24 LINMC
 5 Ralf Grabsch          4:14.24 TELEK
 6 Martin van Steen      4:14.24 FARFR
 7 Dirk Muller           4:14.24 POSTS
 8 Sven Montgommery      4:14.24 FRAJX
 9 Marcel Strauss        4:14.24 POSTS
10 Robert Hunter         4:16.15 PROMX

総合リーダー: Tobias Steinhauser, Gerolsteiner チーム
  2月8日-20日 Vuelta a Cuba キューバ UCIカテゴリー2.5
STAGE 7, Ciego de Avila to Sancti Spiritus, 173 km:
  1- Joel Merino        (Cuba-B)        4:28:43
  2- Lubor Tesar        (Chzek Rep.)
  3- Petr Herman        (Chzek Rep.)
  4- Pio Batista        (Cuba-B)
  5- Giolan Cuenca      (Guantanamo)
  6- Pedro Perez        (Cuba-A)
  7- Yurkis Pino        (Matanzas)
  8- Manuel Mendoza     (Cuba-B)
  9- Jose Lontscharitsc (Ger)
 10- Carlos Hernandez   (Mex)

総合成績:
  1- Pedro Perez        (Cuba-A)       24:19:33
  Clasica del Montijo, ポルトガル
ポルトガルのチーム Benfica に所属する伊の Neopro Marco Madrucci (24) が ゴールスプリントを制し、Clasica del Montijo に優勝した。

  選手の日記
  FESTINA の JONATHAN HALL
  Bulltek Sports 提供:
http://www.bullteksports.com
RUTA DEL SOL ステージ 2:
本当に今日は殆んど休息日だった。
我々は、マラガ からベナルマデナ迄海岸線を走らなければならなかった。天気は海からの強い向 い風がなければ最高だった。
我々は最初の100kmを平均速度32km/hと本当に非常 にゆっくりとした速度で走り、予定時間から大幅に遅れた。
最初の3時間俺の心 拍計の平均は大体100程度だった。脚には悪くないし、太陽の光を沢山浴びるに は丁度良い。
最初の頃に2,3のアタックがあったが、150kmも向かい風の中を走る のは無駄な試みだ。
結局3人が逃げて、ギャップが5分に広がると、Telekom と Mapei がコントロールし、追撃を開始した。
ゴールからたった10km手前にカテゴリー2 の登りがあり、この路の入り口は狭く多くのカーブがある。
60人の選手でここに 入り、前を維持するために混乱に陥って、そこら中でひしめき合っている。

計画では、先頭20人迄に di Grande を連れて行き、そして Felix と俺自身が彼 と一緒に登りをこなし、ゴールスプリントで俺が彼をアシストする筈だった。
こ れが、最初に登りの手前2kmで彼の前輪がパンクして、今度は登りに入ってパン クした。
しかも今回は後輪だ。これで全てがご破算になった。
幸にもそこには彼 と共に仲間が2人いて、俺は止まり、若い仏野郎の Flickinger の車輪と交換し、 全力で集団に復帰しようと追っ掛けた。
俺は大丈夫だったが、一旦急な登りで止 まり、全力で踏んだから丁度山頂の手前で自爆した。
Di Grande は全く機を失っ て、時間を失った。全くついていない日だ。!!!!

だから Mapei が1位、2位、3位でゴールしたと思う。俺は Di Grande と一緒に 部屋で幸せとは遠い気分に落ち込んでいた。
明日は、スータート後から50km登り、 その後きつい登りの頂上にゴールする最大の難関の日だ。
巧く行けば、脚もまだ 残っているし、明日は今日我々が出来なかったことを実現できるだろう。
俺の気 分はまだいいが、良い機会に恵まれない。それも近いと思っている。
それが自転 車のツキ回りだろう、そして今日は脚がいくら残っていても、より重要なことは、 良い位置にいなければ良い脚もすくんでしまうという教訓を身を持って体験した。
我々は登りの手前2km迄良い位置を保っていた。十分に接近していなかったが、 豪選手 Matty Hayman と Robbie McEwen もそこに残っており、状況も非常に良 かった。
我々はこのステージの前、チャンスをものにしようと話しており、ステ ージの最中も少しだべっており、やる気もあった。二人共とても良く踏めていた。

昨日俺はゴール前に Tafi に小言を言ったと書いたと思うが、その後今日彼がや って来て何て言ったのか聞いた。
もちろん俺は貴方が強かったと言った。
彼は英 語で大丈夫だ。そして彼は俺が Eddie Salas を知っているかと聞いた。
俺がも ちろんと答えると、Eddie は数年前まで彼と同じ町で暮していたと説明してくれ た。
もし誰か Eddie Salas のe-mailアドレスを知っている人がいるならば、Andrea Tafi が宜しく言っていたと伝えてもらえないだろうか。
Eddie が喜ぶのは俺が 確約する。以上だ良き友人達。
Jono

そう昨日私宛のe-mailsの中の一通を読み返してみると、俺がまるで検眼医の様 になり始めている事に気が付いた。
全てが私がこう、私があれ、これからはもう 少し一般的な目から、私がどうしたかと同じように書きたいと思う。

バイ。それともう一つ。Vaya Mierda は" すっげえクソ" だ。

それともう一つ。俺がニュージランド人ならどうやって羊を扱うか知っているは ずだと誰かが指摘した!! なるほどね。
Jono

Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
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