InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
Frank Gonzalez氏と東郷幹男氏に感謝します。
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  結果及び概要:インフォチクリズモ 12月6日
  G.P. of Luxemburg, シクロクロスワールドカップ, 12月5日,LEUDELANGE, Luxemburg
日曜日、ベルギーの Sven Nijs がシクロクロスワールドカップの第3戦 ルクセンブルグG.P で優勝した。このベルギー人に続きオランダの Groenendaal と Van der Poel が入った。
結果:
1. Sven NIJS (Bel) 58分41秒;
2. Groenendaal (Hol) at 19";
3. Van der Poel (Hol) at 1’59";
4. De Clercq (Bel) at 2’17";
5. Pontoni (Ita) at 2’54"
3戦後のワールドカップ順位:
1. Nijs 170 ポイント;
2. Groenendaal 145;
3. De Clercq 140.
  チューリッヒ6日間, 最終成績:
1. Bruno Risi/Kurt Betschart (Swi) 366 ポイント
2. Matthew Gilmore/Scott McGrory (Bel/Aus) 313
3. Andreas Kappes/Jimmy Madsen (Ger/Dan) 1周遅れ (336)
4. Silvio Martinello/Marco Villa (Ita) 1周遅れ (304)
5. Adriano Baffi/Andrea Collinelli (Ita) 3周遅れ (236)



  ニュース及び特集:インフォチクリズモ 12月6日
  VINI CALDIROLA-SIDERMEC チーム集合: MENDRISIO, スイス
"この事業に乗り込む事がとてもリスクを伴なうのは良くわかっているよ。1999年は31勝と出来過ぎの成績だから、これを上回るのはとても非現実的だと考えられる。
しかし自分自身現実主義者じゃないからね。挑戦を楽しむさ。" と前衛に復帰して3年経つ Giosue Zenoni は質素な食事をしながら (体重に気をつけるのは選手だけでは無い) 説明した。
: Vini Caldirola-Sidermec チームの新マネージ ャーとなる彼は、Mendrisio での3日間のチームミーティングに出席している。

チームがワールドカップ出場を具現する、新しいスポーツディレクター、元プロ選手の Fabrizio Bontempi の横に座る Zenoni は続け、"99年のチームの活動の評価をした。
この結果チームをより機能的に生産的にしなければならないと結論が出た。3人のリーダーのうち一人(Gontchar)が去ってしまった。残っているFrancesco Casagrande と Romans Vainsteins: 彼等がチームの牽引車の役割を果たすだろう。二人がお互いに補完し合うように指示している。
この一方新しく獲得したのは: Pantani 一門を去った Roberto Conti がジロデイタリアの山岳で Casagrande を助ける。Milesi はその力をクラッシックやその他のレースでVainsteins に力を与える。Casagrande はチームの主目標であるジロを狙う。
私がジロを狙うという意味は、表彰台に立つという事では無い。

私はマリアローサを考えている。今年彼はスイス一周で優勝し、97年のツールでは6位だった。: これらを評価して目標を定めたのだ。
Vainsteins は、ワールドカップ上位を狙うクラッシックレースに対応する。しかし彼の目標はそれに留まらず、: ツールに出場し、マイヨベールを狙う。"
チーム: 残留
Apollonio, Borghi, Francesco 及び Filippo Casagrande, Donati, Gianetti (Swi), Giacomelli, Hauptman (Slo), Klemencic (Slo), Lupi, Radaelli, Sironi, Trentin, Vainsteins (Let), White (Aus), Zanetti.
New (6)
Conti, Milesi, Zucconi (Swi), Calcagni (Swi), Ruttiman (Swi), Pezze
  ROUSSEL アンチドーピングの戦いに疑問
"1999年は嫌なシーズンだった。" と Festina チームの元監督 Bruno Roussel は、つい最近校了した本の‘Golden Book of Cycling’の序章の中でこのように書いている。
"今年は少し離れて今シーズンを眺めて、何一つ建設的なものはなかった。" と Festina 事件に関与したために自転車界を引退した Roussel は力強く語っている。
"一年経っても、まだ広く行われている。ドーピングしないで選手達が以前よりも速く走れるなんて誰が信じるんだ?"

Roussel は、この批判を国際的な自転車競技の指導者達に向けている: "彼等がクリーンなスポーツにしようと戦っているのは明らかだが、彼等の声明は信念に基づいたものではなく、警察、報道、罰則、彼等の金銭上の利益を損なうその他のマイナスの影響を恐れて出されたものに過ぎない。
"Daniel Baal の件を除いて、私は彼等の戦いに誠実さを見出す事は出来ない。
仏自転車連盟会長は、私の下でかつて走っていた選手 Christophe Bassons の様に勇敢だが、彼は国際サイクリング連盟とプロ社会の前では、孤独なドンキホーテの様に見える。" と Roussel は語った。
結びに:
"1999年、Armstrong, Virenque, Jalabert, Pantani, Vandenbroucke 及びその他の王者たちに夢を見ることはなかった。彼等のドーピング問題に対する態度は間違っている。
私はこのスポーツの倫理観について非常に悲観的だ。どの面から考えても、プロフェッショナルサイクリングから離れて、以前より幸せになった。"
  SAVOLDELLI 能力向上に励む
"私の最後のレースの後、約一ヶ月休んだ。とベルガモ出身のこの Saeco-Gaggia 所属の選手は語った。
その後11月10日から、12月に筋肉の準備ができていることだを考えて一人で自転車に乗っていた。"
今年ジロデイタリア2位の Savoldelli は、何か大きな事を期待されている選手のうちの一人だ。
Paolo は、タイムトライアルで目立った成績は無いが、2000年彼は山岳での力を伸ばそうと考えている。
"とりわけ厳しかった今年のジロデイタリアで、自分は良くやった。しかし、もっと強くなってモルティローロの様な急坂を登れるようにならなければならない。"
Savoldelli は、まだまだ成長する余力にに自信を持っている。"毎年毎年、私は力を失うことなく体重が落ちて、耐久力が増している。厳しい山岳では、私より早く他の選手達が苦しんで脱落し、私が先頭にいる事に気がついた。99年のジロの開幕時を例にとると、15-20ワット以上の力を出しているのに、前年より2kg痩せていた。
これらは数値でしか無い事はわかっているが、登りでこの差を感じるのさ。私のトレーニング計画を継続と、肉体的精神的成長によって、私はまだまだ伸びる。"

彼がプロに転向してから初めて、Paolo はタイムトライアルの練習に取り組む予定。
"タイムトライアルのポジションで少なくとも1週間以上乗り込んで、この冬の終わり位に Cannondale に私の特性に合った自転車を作ってもらおうと思っている。少しサドルの位置を変え、腕で引きつけられる様に少し高めのポジションが取れるハンドルバー Cinelli に頼んだ。
また、私達は、Giro d'Italiaのブランソンからセストリエールの山岳個人タイムトライアルに向けて、出来る限り自転車を軽くする為に、部品の軽量化にも取り組んでいる。"

Savoldelli はまた、彼の'ノーマル'バイクに薄めのチューブ (少し柔らかく)の使用、そしてフレームの角度の若干の変更を頼んだ事にも触れた。99年と同様、彼は175mmのクランクの使用を継続する。"僕は神経質じゃないけど、冬の間いろいろと試そうと考えている。技術は力の向上の手助けになるからね。"
自分への節制が向上の鍵となっている。"山岳での強さは、体重が決定的だね。寒いく食べる時に山で暮らし、チョコレートやチーズ肉類を食べない様にする。絶好調の状態から2から3kg以上太りたく無いんだ。"

Savoldelli はまたトレーニングに軽く回し、リズムを保てる様に固定ギアの自転車を使っている。:
"特に回転力をつけるのに39x17を使う。何も無ければ、普通の自転車と固定ギアの自転車を交互に使う積もりだ。固定ギアはトレーニングに入った最初の疲れを抜くのに役立つ。" と Savoldelli は語った。


  LUPERINI NANDROLONE 陽性反応
Luperini の試験サンプルについて計測検査を行ったスペインのバルセロナで、彼女が nandrolone(男性ホルモン蛋白同化ステロイド) を使用した確かな痕跡が認められたと報告された。
このイタリア選手は最高2年の出場停止処分を受ける可能性がある。


  ULLRICH の計画
Telekom チームの Jan Ullrich はこの様に話している。: "もしメダルを取る可能性があれば、オリンピックだけに出場するだろう。もう一度オリンピックの選手村のあの雰囲気を味わいたいし、世界選手権がその一週間後に行われるから、一石二鳥の可能性も有るしね。"

彼はこうも加えている"春の幾つかのレースにも出場したいが、勝つ目的ではなくて、チームメイトの Erik Zabel のサポートが主目的になる。"
今シーズンについて: "厳しい状況に立たされた。独で落車で怪我をして、ツールに行けなくなった。どうにか回復に努めてラ・ヴエルタと世界選手権のタイトルを獲る事が出来た。私がいなくてもツールが回った事を認めなければならない。
これら全てが私を成長させたんだ。大変な教訓になった" と彼は締めくくった。


  FRANK VANDENBROUCKE 賞獲得
Frank Vandenbroucke は、ベルギーの新聞社 Het Laatste Nieuws がシーズン中最も活躍した選手に授与する格調ある"Glass Bicycle" 賞を受賞した。
今シーズン9勝した Vandenbroucke は、投票の結果、ワールドカップ優勝者 Andrei Tchmil と最高のシクロクロス選手 Sven Nijs を押さえた。
現時点で VDB は、仏チームCofidis との契約を破棄したので、所属チームが決まっていない。


  ベルギーの自転車情報
  Bart Van Hoorebeeck 提供
VDB
Frank Vandenbroucke は Cofidis の件をローザンヌのスポーツ法廷 TAS に持ち 込む意図である
FARM FRITES
以前触れたように、Farm Frites はベルギーで Eric VanderAerden の指揮の下"エリート 2" のチームを発足させる。このチームの名称は: Farm Frites-Eycken Meubelen となる。
Johan Capiot はもう1年 Farm Frites のエリート1 チーム(現在の TVM) で走り、その後この新しい2軍で、スタッフの席が提示されている。これは、彼が Batavus からの提示を断ったために用意された。
LOTTO
Lotto-RMD の取り引きは結局成立しなかった! 詳細は全て不明。そしてまたJ-L Vandenbroucke の役割がどのようになるかも全くはっきりしない。現在 Chr. Sercu がチームのマネージメントを行う事になっている。
COFIDIS TEAM ‘STUPEFIED’ AFTER STAR RIDER QUITS
Samuel Abt, インターナショナルヘラルドトリビューン紙
パリ, 12月3日 金曜日
木曜日、Cofidis 自転車レーシングチームの幹部たちは、彼等のチームリーダー Frank Vandenbroucke がチームを離脱した事について大きな驚きを表明した。 ''彼は飛び出しただけだ'' とこの仏チームの管理者 Alain Bondue は語った。 ''我々はノルマンディにトレーニング合宿に行く準備をしており、そこに来る筈 だった彼が来ないと表明したのだ。'' 合宿地からの電話では、水曜日に Bondue がVandenbroucke の声明について電話したところ、酷い言いがかりであったとし 語っている。 ''彼は他のチームを探しており、更に金を求めている。我々が交 わした契約は彼にとって何の意味も無いようだ。''
詳細については、12月3日のインターナショナルヘラルドトリビューン紙の記事、 以下のリンクを参照の事:
http://www.iht.com:80/IHT/TODAY/FRI/SPT/bike.2.html
Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
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