ニュース及び特集:インフォチクリズモ 12月3日

BIMBO 地獄へ

FRG: 我々のベルギー特派員 Bart Van Hoorebeeck が VDB の最新情報を運んで きてくれた。

Nico Mattan (VDB の忠実な友人) は昨日 Cofidis のトレーニング合宿でインタ ビューを受けた。
彼は再び機嫌良く、"あの後 Frank ともっと深く話し合ったんだ。今では全く彼との問題はなくなった。完全に彼の判断は理に適っていると断言できる。チームの決定に対して本当に彼に全く助けがなかった。Frank にはもっと彼の立場になって考える人が必要だよ。しかし特に Bondue のやっていることは全く的外れだね。しかし、今シーズン Cofidis と Frank が協調して仕事をする解決策を見つけることはできると思っているよ。"
Alain Bondue はこれを強く否定している。"公然とこの様な形で雇われ先の信用を失わせるような従業員が帰れるわけがないだろう。我々は VDB を訴えようと考えている。" Bondueは加えて: "VDB は我々の厳しいアンチドーピングポリシーに抵触する可能性があった。彼には多分もっと自由な環境が必要だろう。"

背景について:

才能ある気まぐれなチャンピオン

天賦と多情 (仏語の韻を踏むと: Talentueux ja capricieux) はベルギーの Frank Vandenbroucke を表現するのに絶好の言葉だ。1994年彼は彼の叔父 Jean-Luc が指揮する Lotto でプロにデビューした後、VDB は優れた才能に裏打ちされた有望な成績を残し、トップに立った。

1995年の4月、シーズン中に彼は Lotto から Mapei に移り、その彼の説明は "家族の鎖から解き放たれるため" であった。彼にパリ-ブリュッセルとパリ-ニースのステージで勝たせた Johan Museeuw に学んだ後、このベルキーの自転車界希望の星は、Cofidis に加わった。

"この新進の若手を選んだ理由は、そのチームの方向性: 1999年のクラッシックレースとその後のツールドフランス数年間を睨んでの事だった。"
と Cofidis グループの会長 Francois Migraine は説明した。仏とフランドルの国境近くのワロンヌ地方で生まれ育ったこの純粋なベルギー人は、仏語とオランダ語を簡単に操ることができ、だから Frank Vandenbroucke は確かにこの Wasquehal の会社に美しいイメージを与えてきた。

確かに特殊な性格が彼の移り気に影響しているのは間違いないが、この新しいCofidis のリーダーは際立った性格を覗かせてはいない。
"誰かにとって印象的なものでも、彼には無価値だった。彼は多分人生に飽きているのさ。" と Migraine氏は語っている。

彼はリエージュ-バストーニュ-リエージュで爛漫の春を迎えたが、その後 Sainz-Lavelot ドーピングスキャンダルに巻き込まれた。彼は、取引に関わったことはなく、彼らから商品を購入していただけだと考えられ、法権威から無実が証明された。
しかし、調査員が、彼のドーピング物質の摂取を否定したことは一度もない。

ラ・ヴエルタの間、彼は再びステージ二つで優勝し、その力を誇示したが、ベルギーのマスコミの間で個人的なスキャンダルが明らかになった。
これは、彼が付き合っている Cameron Diaz という女性から、VDB が Clotilde との結婚を破棄したと明らかにされた。いくつかの報道メディアは Frank はレースのためではなく、ベッドルームでの力を発揮するためにアンフェタミンを摂取していると報道した。

ヴェローナの世界選手権の前、Merckx の正当な後継者と呼ばれるこのベルギー選手は勝利について確信を持って話していた。VDB は非常に強かったが落車し、手首を骨折してから全ての成り行きが狂い始めた。

COFIDIS 不運

木曜日、Cofidis は Frank Vandenbroucke がチームを脱退するという件について驚きを表明したが、また彼らは自転車の活動を継続することを決定している。
"Frank との契約は生きている。彼は一方的に契約を切った。しかし、我々は彼のように即興の反応はしない。" と Cofidis-competition の会長 Francois Migraine は表明した。

Migraine 氏にとって、この意見の不一致の結果がどの様になっても来シーズンは VDB 抜きでチーム編成を進めるつもりだ。
"しかしそれで我々の野望が萎む訳ではない。Peter Farazijn や Nico Mattan の様な連中がリーダーに仕えるためだけに走る必要はなくなるから、彼らが望むようなチャンスをつかむこともできるだろう。
我々はまた昨年は不幸に泣いたスイスの Roland Meier に期待することもできるし、才能の伸びが期待できる David Millar と David Moncoutie もいる。" と Migraine 氏は回顧している。

自転車競技へ投資し続けた3年間、Cofidis への悪評の風当たりは強かった。
1997年から彼らが失ったチャンピオンはこれで3人目となる。
星の数ほどのライブ放映やファンの前で彼らの宣伝活動を確実にするために、このチームは1996年9月米の Lance Armstrong と契約した。この1ヶ月後、このテキサス人は精巣癌と診断され、この病気の為にこのシーズン残り契約さえ危うくした。

1996年 Cofidis は Armstrong に契約金を支払いつづけたが、1997年支援を打ち切った。Armstrong は1998年復帰に US ポスタルとの契約する道を選んだ。

98年のツールドフランスで3位となったもう一人の米選手 Bobby Julich によって、Bernard Quilfen が指揮するこのチームは彼らの投資にふさわしい見返りがあった。1999年 Cofidis が ワンデイレースで素晴らしい輝きを見せるVandenbroucke と契約することで、その実力が上昇したことは明らかだった。
しかし、Julich はツールドフランスの Metz のタイムトライアルで落車の餌食となり、このレースを棄権することになる。Julich は2000年 Credit Agricole との契約を選んだ。

VDB について、彼はフランドル一周2位、リエージュ-バストーニュ-リエージュでの輝かしい勝利、さらに彼がドーピングスキャンダルに関わったとして出場停止処分を受けた後に復活してラ・ヴエルタで2ステージの優勝を果たした。
Beyond the damage to the image, 代表管理者 Alain Bondue とスポーツディレ クター Bernard Quilfen 短期間で対処しなければならないだろう。"リーダーの 離脱は重大な損失だが、良い機会だった。" と述べた。

Bondue 氏は、チームリーダーを置きかえ意図はまだなく、幾分当惑している。
"私は Frank の要求に合致するベルギーのマッサーと契約の交渉中だった。その後先週、彼の父親が彼の自転車を引き取りにきて、やはり火曜日にベルギーの新聞で、彼が Cofidis で今シーズンを再開するというインタビュー記事を読んだ。"

SAECO-GAGGIA 集合

Varese 湖周辺の丘にあるこのホテルは自転車界にとって非常に由緒ある場所だ。
Saeco の選手たちの頭の中は2000年シーズンのことで占められている。彼らはここにメディカルチェックアップ、来シーズンの予定のチェック、新しいウェアの受領、チームメイトの顔合わせのために集合した。
そして彼らは自然にトレーニングを始めることになる: 何故ならば今日のサイクリングは、休憩なしで5時間自転車の上で過ごすことが目標だからだ。

Saeco-Gaggia チームには小さな革命があった。
彼らが抱える選手の数は同じ(21)だが、8名が入れ替わった。チームを去った著名な選手は: Fagnini, Petito, Dario Frigo, Traversoni, Mazzoleni。彼らを埋め合わせるために、その潜在力を評価した選手 (Pieri), 経験豊かなプロ (Conte と Padrnos) そして若手の外人選手の一団だ。
とすれば自然な疑問は: Cipollini, Savoldelli, Dufaux の3人のリーダーが存在するこのチームは強いのか？弱いのか？
チームマネージャー ClaudioCorti はこの悪意ある質問に率直に答えた。: "このチームが弱くなったなんて思わないね。我々は主要選手を引き止めるために、例えば契約が切れる選手に予算を割り振った。 Fagnini に仕事を任せられなくなったのは明らかに不愉快だが、彼の選択は契約金に関することで私もその事は理解している。"

Cipollini に対する期待? "それば本当の試金石だろう。彼の性格が強すぎて、他の選手たちが Cipollini の勝利の犠牲になって勝利をあげられないのかどうかはわからない。
もし Mario がもっと協調性があれは、昨年我々は総合成績を考慮に入れることもできたろう。その一方、Mario には確実性があり、彼の成績を読むことができる。
特にジロでは私が Savoldelli に期待するように、ツールでは Dufaux に期待している。そしてさらに秘めた可能性を持っているイタリアチャンピオン Salvatore Commesso にも期待しているのさ。"
キャプテンの Cipollini は新規加入選手たちに満足している。: "緊張してないさ。私は仲間たちのプロ意識を信頼しているからね。"

Saeco-Gaggia

残留:

Mario CIPOLLINI, Paolo SAVOLDELLI, Laurent DUFAUX (Swi), Salvatore COMMESSO, Giuseppe CALCATERRA, Valentino CHINA, Alessio GALLETTI, Alessandro GUERRA, Armin MEIER (Swi), Massimiliano MORI, Igor PUGACI (Mol), Mario SCIREA, Francesco SECCHIARI

新規:

Daniel ATIENZA (Spa), Biagio CONTE, Pavel PADRNOS (Rep. Ceca), Dario PIERI, Jorg LUDEWIG (Ger), Torsten NITSCHE (Ger, neo), Christian WEGMANN (Swi), Christoph BRANDT (Bel, ネオ)

チームマネージャー:

Claudio CORTI.

スポーツディレクター:

Antonio SALUTINI, Guido BONTEMPI, Bruno VICINO.

自転車:

Cannondale.

BERZIN SIGNS: FIRENZE

Eugenio Berzin は、来シーズン Mobilvetta-Northwave チームで走る。この1994年のジロデイタリアの優勝者は、昨日 Doccia di Pontedera で行われた1999年ジロデイタリアステージ2勝を含む8勝を挙げた Ivan Quaranta の金の粉砕機(Frantoiod'oro) 賞授賞式で これを明らかにした。

CASAROTTO 復帰

この伊選手は、1シーズン TVM-Farm Frites で過ごした後、Alessio で走るためにイタリアに戻る。

GALVAN KELME-COSTA BLANCA と再契約

スペイン選手 Ruben Galvan は、1997年から所属している Kelme-Costa Blanca チームとの契約をもう一年更改した。

SMITH の飛翔(Times)

前トライアスロンチャンピオン、英国の SPENCER SMITH は、トライアスリートから転向。ツールドフランスで優勝した Lance Armstrong の轍を踏んで、来年 Linda McCartney チームから欧州のロードレース界にデビューする。
この英国の支援を受けるチームと Smith の契約は直ぐに結ばれるが、彼は長い間熱心なプロ自転車競技のファンであり、欧州のトップレベルのレースを目標とするこのチームの士気に大きな影響を与えるだろう。

非常に面白いことに Smith の新しいマネージャーは、Armstrong に最も近い友人で、この筋骨隆々の耐久力抜群のテキサス人をスリムにロードレースに耐えられる体に作り直した、元プロ選手 Sean Yates となる。

完全な記事は Times のウェッブサイトで : http://www.sunday-times.co.uk/news/pages/Times/frontpage.html?1074973

カタロニア自転車連盟不正行為を否定: バルセロナ

カタロニア自転車連盟(FCC)会長 Miquel Arbos は、彼に向けられた公金不正着服の非難を軽く受け止めているようだ。Arbos はこの非難について憤りを示している。
: "私は完全に明確に公金の不正使用があったことを否定している。この様な圧力がかかっているようでは仕事などできない、もう一度皆にこの前の選挙の事を思い返して欲しい。私のほかの誰も立候補しようとしなかったではないか。私は20001年には辞任すると明らかにしており、今できるならば選挙で決めたい。この会計決算が報告された後、新しい選挙を実施したいと考えている。"

チーム情報

Cycling4all: Facts & Figures 提供:http://www.cycling4all.com/

12/03: Navigators Cycling Team：2選手脱退：Trent Klasna Saturn へ及び ScottMercer。
新選手：Franky Van Haesbroucke (Bel)=元 Collstrop - Burke Swindlehurst 及び Adham Sbeih = 両者元:Saturn。
2000年の自転車は、Cane Creek wheels(米の会社!) の Litespeed Titanium となる。ウェアは Biemme Sport (伊)。
北アメリカの全レースとオーストラリアとニュージーランドのレースに加えて年 度末に南アメリカのレースに出場する。招待があるかどうかによるが、ヨーロッ パでのレースも視野に入れている。

以前触れたように Farm Frites は、Eric VanderAerden の指揮下で "エリート 2" のチームをベルギーで立ち上げる。このチームの名は: Farm Frites-Eycken Meubelen

12/02: St-Quentin - Oktos - MBK の新選手: Vincent Templier (Fra)。彼はJean Floc'h-Mantes からの移籍で2年契約を結んだ。

アマチュアの Rabobank チームに所属している Stefan van Dijk (Ned) は Cologne チームと契約した。更に2人の選手がこのチームに加わる予定。

David Clinger は2000年 Festina で走る。彼は既に Mercury で2000年のシーズンの契約をしていたが、彼らの契約で契約から開放された。

Palmans チームはシクロクロス選手の Richard Groenendaal (Ned) に興味を持 っている

12/01: U.S.A.: Trent Klasna (Usa) 2000年 Saturn チームと契約。彼は Navigators から来る。

Thanks Frank Gonzalez 東郷幹男＠東京中野 QFH01400@niftyserve.ne.jp mikitogo@ns.adgnet.or.jp

infociclismo(翻訳:Togo Mikio)Top page
back	next

home

　　　 Copyright (C) 1999 Masayuki Kusunose