InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
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  インフォチクリズモ 12月28日
  結果及び概要
  第35回 Vuelta Ciclistica a Costa Rica:
ステージ 10, Perez Zeledon 〜 Golfito, 204km:
1. Victor Herrera (COL) 5時間05分06秒
2. Trent Klasna (USA) at 6
3. Ramon Garcia (COL) at 6
4. Nelson Vargas (COL) at 11
5. Pablo Araya (CRC) at 12
6. Milton Ramos (HRS) at 2:09
7. Rudy Ipache (GUA) s.t.
8. Jose Adrian Bonilla (CRC) at 2:37
9. Miguel Arroyo (MEX) s.t.
10. Hans Fischer (GER) s.t.
総合成績:
1. Miguel Arroyo (MEX) 36時間15分44秒
2. Jose Adrian Bonilla (CRC) at 1:30
3. Alvaro Lozano (COL-CRC) at 2:37
4. Hernan Dario Munoz (COL-CRC) at 8:48
5. Jorge Martinez (COL) at 8:54
6. Federico Ramirez (CRC) at 10:03
7. Oved Yesi Ramirez (COL) at 11:29
8. Gregorio Ladino (COL-MEX) at 16:57
9. Guillermo Chaparro (COL) at 21:59
10. Julio Cesar Rangel (COL-CRC) at 24:39


  ニュース及び特集
  1999年シーズン概要
1999年シーズンは、最初から最後まで多くの事件が起り、記憶に残る年となった。

今年起った大きな出来事は、ツールドフランスの Lance Armstrong の勝利、ラ・ ヴエルタでの Jan Ullrich の復活、ジロデイタリアでの Marco Pantani の失格、 そして世界選手権で予期しないOscar Freire の優勝等があった。
今シーズンは ある選手の復活の年でもあった。Armstrong は、史上2番目のアメリカ人として ツールドフランスに優勝することにによって、彼の生命の脅威、癌との戦いに明 らかな勝利を宣告した。
奇しくも史上初のアメリカ人ツールドフランス優勝者 (優勝3回)Greg LeMond も狩猟事故によって生命を危ぶまれていたが、復活を 遂げた。
彼等の物語は、復帰を望んだ彼等にどのチームも金を払ってまで受け入 れようとしなかった事まで同じである。

ジロデイタリアで Marco Pantani に降り掛かった事件は不幸であった。
海賊は、 近年のジロの中でも最も強く、容易くレースを支配していたが、レース最終日の 前日ヘマトクリット値が許容値を超えた事でレースを失格になった。
この漁夫の 利を得たのが、1997年のジロノ優勝者 Ivan Gotti で、二つ目のジロを手中にし た。

ラ・ヴエルタ・ア・エスパーニャは、Olano, Escartin, Zulle 等有力候補と目され た選手が脱落し、もう一つの驚くべき結果となった。
独の Jan Ullrich が復活 の機会をしっかりと掴み、多くの人が Indurain の後継者と呼ぶように、自転車 界での正当な席に戻った。
Ullrich は、ドイツ一周の落車によって膝を故障し、 ツールドフランスに出場できないという重大な危機を向えたが、ラ・ヴエルタと 世界選手権個人タイムトライアルの優勝を果たした。

今シーズンの重大ニュースの一連は、世界選手権ロードレースで終りを向かえた。
無名のスペインの若手選手 Oscar Freire が、有力候補 Frank Vandenbroucke, Jan Ullrich, Francesco Casagrande, そして昨年のチャンピオン Oscar Camenzind を押さえて優勝した。

1999年シーズンは浮き沈みも激しかった。
ベルギーの Andrei Tchmil について 語れば、彼は初戦のミラノ-サンレモで優勝し、その後シリーズを通して安定し た成績を残しワールドカップのタイトルを手にした。
Michele Bartoli は、ドイ ツで落車し、これ以降ワールドカップの優勝から遠退いている。それどころか、 以前のように走れるかどうかも明らかではない。
ベルギーの Frank Vandenbroucke もこのシーズンを通して、彼自身の浮沈を感じた筈だ。クラッシックレースから ラ・ヴエルタのステージ優勝、しかしまたドーピング調査の一連で疑惑を掛けら れたために、後でその容疑が晴れたもののチームから出場停止措置を受け、現在 もこれがチームとの論争の種になっている。
仏の Laurent Jalabert は、Bartoli が抜けた後、UCI個人ランキング首位に返り咲き、ほぼ2年間この座を支配してい る。

今シーズンはまた未成熟の選手の早い死による深い悲しみに暮れた年でもあった。
6月19日スペインの Manuel Sanroma がカタルーニャ一周のゴールスプリントで 死亡、7月27日イタリアの Amilcare Tronca が車に跳られた数日後に死亡した。


  チームミーティング
2000年シーズンも丁度曲がり角に差し掛かっている。
プロ選手達は、準備に余念なく数多くの場所、カナリア島、グアドループ島、オーストラリア、スペイン、 メキシコといった所で練習やミーティングが行われている。


  イル・ピラータ (海賊)
Madonna di Campiglio で短い骨休めをした後、Marco Pantani は、チームメイ トの Velo, Zaina, Fontanelli, Brignoli を伴って、1月4日にカナリア島に飛 び立ち、このスペインの島に約2週間20日まで滞在する予定。
1月中常にイタリアで練習してきた Pantani にとって、例えば1998年と1999年テ ラチナ(ラティナ)、外国に行くのは珍しい。
過去にイタリア外で練習したのは、 彼がメキシコ一周に出場した年、カレラに所属していた1994年に遡る。


  レ・レオーネ (ライオン王)
対照的に Mario Cipollini は、冬の間に動くのに熟れている。
このスプリンタ ーは、カリブのグアドループ島の2週間の練習を終え戻ってきた。
Cipo は、チームメイト Scirea, Calcaterra, Conte と共に練習し、彼を受け入 れるように道も天気も日程も素晴らしく、楽しい時を過ごしたようだ。
これに気 を良くしてか、Scirea, Calcaterra, Padrnos そしてほぼ確定の Paolo Savoldelli を伴い、彼はまた1月8日にグアドループ島に戻り、22日まで滞在する予定。
準備が着々と進んでいる Cipollini は、2月9日の地中海一周でデビューする。


  イル・トリコローレ (イタリアナショナルチャンピオン)
今日 Saeco-Gaggia 所属の Salvatore Commesso は、友人の Figueras と共に20日 間走っていたカナリア島から戻った。顕現日(1月6日)には、アデレードで1月18日 から23日に行われる Jacob's Creek Tour Down Under に参加する前に、12日間 の準備を兼ねたトレーニングに出発する予定。
Commesso と共に行くチームメイ トは、Mori, Pieri, Conte, China, 独の Nitsche と Ludewig 及びベルギーの Brandt。
Cipollini の様に、Commesso はシーズン早期の起動を目指す。


  メキシコとスペイン
月曜日, 12月20日, Danilo Di Luca は、メキシコの Ciudad Mexico 近くの Toluca (高度2800m)に旅立った。
Gentili と Tonti が、ロンバルディア2位の Cantina Tollo-Regain 所属のこのブロンドの選手と同行した。1月3日、彼等に Marzoli, Giunti, Bossoni, Di Biase が加わり、2月7日にイタリアに戻る予定。
一方 Ivan Basso は、チームメイトの Ferrari, Malberti, Caucchioli と共にマヨルカで 1月8〜21日迄練習をする予定。


  EPO 情報
イタリアの元自転車選手 Gianni Bugno, Claudio Chiappucci, Massimo Ghirotto, Guido Bontempi 及びデンマーク人 Rolf Sorensen, アイルランド人 Stephen Roche 及びイタリアのスキー選手 Manuela Di Centa これに加えてある22選手がEPOを 使用した容疑者であると、訴訟代理人 Pierguido Soprani の研究は明らかにし ている。
判事は、1993年8月21日から31日まで高名なリレハンメルで行われた第2回 国際ドーピングシンポジウムでスポーツの為の生物医学センター理事を拝命した Alfredo Conconi 博士によるEPOの使用の調査を急ピッチで進めている。

リレハンメルの説明で、現在危険な物質を供給したと非難されている Conconi 博士は、特定の目的で22人の運動選手にEPOを供給したと述べている。
伊の元自転車選手 Claudio Chiappucci は:
"私の自転車選手の経歴中 Conconi と共に仕事をした事はない。従って彼が私の医師だった事を否定する。" と述べた。


  ドーピング炸裂
イタリアの最高の選手の中の一人、Michele Bartoli のコメントは誰をも驚かせ た。:
"能力向上の為の薬とドーピングとの境を決める事は、殆ど不可能だ。自転 車レースは仕事であり、人々は生活の糧を得る事を許容すべきである。
もし労働 者が寒さに震えているならば、その治療法は否定されるべきではない。しかし、 何の必要も無いのにその物質を使ったのならば、罰せられるべきだ。"


  FONDRIEST 調査対象に
Prof より、元世界チャンピオン、自転車製造者 Maurizio Fondriest が Francesco Conconi 博士より供給されたEPOを使用したとして検事 Soprani の調査を受けて いる。Fondriest は以下のように告白している:
"間違った方向に向かっている ようだ:巨大な雲が雨を降らせ、そして全てが流される。もし法律が改訂されな ければ、自転車連盟は復活不可能となるだろう。
現在彼等は皆を同じ山に投げ重 ねている。貧しかろうと無かろうと、もしある人物との関係の中に名前が上がっ たら、それを説明しなければならない。しかし、それでその人が有罪かどうかを 決めるには十分でない。
私は、Conconi と1991年から自転車選手を止めるまで働 いていた。彼は私の能力試験の準備をしてくれ、練習方法の概略を作ってくれた が、残りは Fabio Diana 博士によるものだった。私と Conconi の関係は明らか な物だった。: 彼がしてくれた事の全ては試験だった。"


  BELGIANS ELECT THEIR SPORTSMAN OF THE CENTURY
ブリュッセルの日刊紙 'La Derniere Heure' が行った投票で、ベルギー人が今世紀のスポーツ選手となった。
1位は、自転車史上最多の勝利を修めた Eddy Merckx。
2位はル・マン耐久24時間に6回優勝したフェラーリの元パイロット Jacky Ickx。
3位は、サッカー選手 Paul Van Himst。


  U.S. ポスタルサービスプロサイクリングチーム情報
  公式ウェブページより引用:
http://www.uspsprocycling.com/
2000年レーススケジュール
以下のスケジュールは2000年のUSPS プロサイクリングチームの予定
日程 レース カテゴリー
1月14 - 25日 Training Camp California ---
2月6日 Trofeo Mallorca ESP 1.4
7日 Trofeo Manacor ESP 1.4
8日 Trofeo Soller-Port de Soller ESP 1.4
9日 Trofeo Cala Ratjada ESP 1.4
10日 Trofeo Palmanova ESP 1.4
13 - 17日 Ruta del Sol ESP 2.3
20日 Trofeo Luis Puig ESP 1.2
22 - 26日 Tour of Valencia ESP 2.3
27日 Classica Almeria ESP 1.4
3月1 - 5日 Tour of Murcia ESP 2.3
5 - 12日 Paris - Nice FRA HC**
7 - 12日 Redlands Classic USA 2.5
16 - 18日 Sea Otter Classic USA 2.4
18日 Milan - San Remo ITA WC***
20 - 24日 Semana Catalana ESP 2.1
28 - 30日 Three Days of Panne BEL 2.2
4月2日 Tour of Flanders BEL WC
3 - 7日 Tour du Pays Basque ESP HC
5日 Gent - Wevelgem BEL HC
8日 BMC Software Criterium USA 1.3
9日 Paris - Roubaix FRA WC
12日 La Fleche Wallonne BEL HC
12 - 16日 Tour of Aragon ESP 2.2
16日 Liege-Bastogne-Liege BEL WC
19 - 23日 Heritage Tour USA 2.5
22日 Amstel Gold Race NED WC
25日 Paris-Camembert FRA 1.2
5月1日 Henninger Turm GER 1.1
2 - 7日 4 Days of Dunkerque FRA 2.1
12 - 14日 Tour de l'Oise FRA 2.2
14日 BMC Houston Grand Prix USA 1.3
18 - 20日 Olympic Trials USA ---
28日 Clarendon Cup USA ---
30日 First Union Invitational USA 1.3
31日 Christiana Care Cup USA 1.3
6月1日 First Union Classic USA 1.3
3日 Classique des Alpes FRA 1.1
4日 U.S. Pro Championship USA 1.2
4 - 11日 Dauphine Libere FRA HC
8 - 11日 Tour of Luxembourg LUX 2.2
15 - 22日 Tour of Catalunya ESP HC
24日 BMC San Jose Grand Prix USA 1.3
29 - 7月3日 Fitchburg Stage Race USA ---
7月1 - 23日 Tour de France FRA GT****
20 - 23日 Cascade Classic USA ---
8月1 - 5日 Tour of Denmark DEN 2.2
6日 HEW Cyclassics Cup GER WC
7 - 10日 Tour of Burgos ESP 2.1
12日 San Sebastian ESP WC
14 - 18日 Tour of Galicia ESP 2.2
20日 Championship of Zurich SUI WC
20日 U.S. Pro Criterium USA 1.4
21 - 26日 Tour of Holland NED 2.1
26 - 9月17日 Tour of Spain ESP GT
9月9日 Paris-Brussels BEL 1.1
17日 BMC Boston Grand Prix USA 1.3
26 - 27日 Olympic Games - RR AUS OLY
30日 Olympic Games - TT AUS OLY
10月8日 Paris - Tours FRA WC
10 - 15日 World Championships FRA CM
21日 Tour of Lombardy ITA WC
注釈
** "Hors categorie" -- 超級カテゴリー
*** ワールドカップレース
**** グランツール


  報告
私の相棒 Giuseppe Lippi が国際サイクリングレースの新しいインターネットゲ ーム World Cycling Competition 2000 を準備した。彼のホームページを訪れ、 お気に入りのスーパーチームを選んでほしい。
: http://space.tin.it/clubnet/aolipp/

私は既にお気に入りのチーム Paura di Gravita (重力恐怖チーム)を選んだ。
参加は250チームに限定されているので、早く参加しよう。もし疑問があれば、 直接 Giuseppe に質問を
: ulippi@tin.it

Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
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