原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio Frank Gonzalez氏と東郷幹男氏に感謝します。 |
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結果及び概要:インフォチクリズモ 12月12日
スーパープレステージシクロクロスシリーズ ベルギーの自転車選手 Sven Nijs が調子を最高潮に上げてきたことを示す様にG.P. Hoegarden で再び今シーズン12回目の勝利を挙げた。
G.P. Hoegarden, ベルギー, 12月11日
最近のレースパターンを繰り返す様に、彼の主要なライバル達同胞の Wellems とランダの Groenendaal及び Van der Poel との試合展開となった。この勝利によって Nijs はスーパーステージシリーズ総合トップの座を更に固めた。
- 結果:
- 1. Sven Nijs (BEL-Rabobank) 57分36秒
2. Bart Wellems (BEL) at 31
3. Richard Groenendaal (HOL) at 52
4. Adri van der Poel (HOL) at 1:15
5. Peter van Santvliet (BEL) at 1:21
6. Ben Berden (BEL) at 2:10
7. Tom Vannoppen (BEL) at 2:10
8. Mario de Clercq (BEL) at 2:29
9. Bjorn Rondelez (BEL) at 02:35
10. Petr Dlask (CZE) at 2:57- 5戦後のスーパープレステージ杯総合順位
- 1. Sven Nijs (BEL) 145 ポイント
2. Richard Groenendaal (HOL) 115
3. Mario de Clercq (BEL) 93
4. Bart Wellens (BEL) 91
5. Adri van der Poel (HOL) 82オランダの自転車選手 Richard Groenendael (Rabobank) は、ベルギーの Sven Nijs の連戦を止め、スーパープレステージ杯第6戦 G.P. Overijse で圧倒的なレース運びで優勝した。
GP Overijse, ベルギー, 12月12日
このシリーズの前の2戦で優勝した Sven Nijs は、レース後半調子を落とし、Groenendaelは彼の同胞 Adrie van der Poel と世界チャンピオン、ベルギーの Mario de Clercq を突き放した。このシリーズの次の試合は12月26日ベルギーの Diegem で行われる。
- 結果:
- 1. Richard Groenendael (HOL-Rabobank) 58分08秒
2. Adrie van der Poel (HOL) at 38
3. Mario de Clercq (BEL) at 47
4. Erwin Vervecken (BEL) at 1:12
5. Peter van Santvliet (BEL) at 1:17
6. Sven Nijs (BEL) at 1:31
7. Bart Wellens (BEL) at 1:44
8. Jiri Pospisil (CZE) at 2:05
9. Peter Diask (CZE) at 2:24
10. Wim de Vos (HOL) at 2:59- 6戦後のスーパープレステージ杯総合順位
- 1. Sven Nijs (BEL-Rabobank) 160 ポイント
2. Richard Groenendaal (HOL) 145
3. Mario de Clercq (BEL9 114
4. Adrie van der Poel (HOL) 107
5. Bart Wellens (BEL) 105
+ ニュース及び特集 ちょと前 Ivan Gottiは、秋の山を軽快にラブラドールの歩調に合わせて Mollyと共に山歩きを楽しんでいた。
IVAN GOTTI の準備
12月の始めからこのジロデイタリアの優勝者は、再び規則正しく自転車とジムのトレーニングを交互に切り替えながら練習を再開している。
"最初のレースに脚が耐えられるように特別なトレーニングを行っている。このジムに通う事は僕の一つの重要な仕事さ。これでシーズンが始まる頃のレースで筋肉に張りを持たせ、不意の故障や事故を起こさずに済む。" と Ivanは語った。
30才の Gotti は、大きなステージレースを目標にして走り続ける。この目標の中でも最も重要なレースは、3度目のマリアローサを手に入れる為にジロデイタリアとなるだろう。これに続いて、ツールドフランスとラ・ヴエルタ。また、世界選手権出場の為にイタリアナショナルチームの席の確保、ジロデロンバルディアもある。
論理的に Gotti の調整はゆっくりと始まり、ジロに向けて絶好調となるようにすべきである。
"2000年のシーズンは誰も失敗は許されない。シーズン最初に躓いた奴は最後までつけを払わせられる事になる。1月迄強い負荷をかけるような事はしたくない。" とこの Polti チームの選手は語っている。
このイタリア人は、その安定性や厳密さからプロ魂の鑑と呼べる。
"私の経験から、冬のトレーニングがシーズンの結果に表れると自信を持って言える。これが私の自転車選手として活躍している原動力となっている。この時期であっても、自分の自由になる時間には制限がある。出席するパーティも選ばざるを得ないし、早く寝て食事にも気を遣っている。" と Gotti は説明している。
Ivan は体重計、サイクルコンピューター、心拍計とにらめっこをしている様だ。
"クライマーとして体重は決定的だ。私のベスト体重よりも3gk以上重い、60kgを超えない様に気をつけている。チーズは食べない。甘いものも赤い肉も遠ざけている。98年を棒に振る原因となった腸のヴァイルスの為に胃腸が非常に弱くなった。従ってこれに注意しなければならない。私の唯一の弱点はピッツァだ。ピッツァだけは諦めることが出来ないんだよ。"
現在走っている選手の中で、2回ジロデイタリアに優勝した選手は Gotti しかいない。
彼は最初1997年に優勝し,昨年2回目の優勝を遂げた。3度目のその道程に、Ivan の自転車には思いつく限りの改造が加えられている。
"毎冬の様に、種々な材質を試しているんだ。多分アルミのフレームを使う事になると思うが、“Fausto Coppi" の技術屋に出来る限り自転車を軽くする様に頼んだ。
目標重量は全込みで、今年のジロで私が使っていた自転車よりも約500g軽い約8kgかな。ポジションについて言及すると、フレームをもっと空力学的に抵抗を減らす形状にしたい。" と Ivan は語った。
Gotti 絶対にタイムトライアルを踏める様にならなければならない。1995年のツールドフランスでリーダーの証しマイヨジョーヌを着た時のタイムトライアルが彼の最高の出来だった。
"タイムトライアルの為に山岳の力を失い、タイムトライアルのその成果が殆ど上がらないことを恐れて、特別な事は何もやっていない。
実際私がトップコンディションならば、何処でも負けないだろう。今度のジロデイタリアの天王山になりそうなセストリエールのタイムトライアルについて言えば、スペシャリストだろうと関係ないね。誰が最後に力を残しているかが勝敗の鍵さ。"
Oscar Freire は、2000年シーズンのトレーニングの開始を告げる1999年最後のクリテリウムに参加した様だ。
世界チャンピオン OSCAR FREIRE のインタビュー
しかし世界チャンピオンは、彼のガールフレンドLaura との10日間の休暇をどうにか作り出す事が出来た。それは、彼が虹を手にした街、イタリアの美しい古都ヴェローナへの旅だった。彼はまたヴェニス、フィレンツェ、ミラノも訪れた。
"私のガールフレンドはフィレンツェがとても好きだが、僕はヴェローナだね。何故か解からないけど。”と Freire は笑った。
-いいね。良い事ばかりだ。実際はとても日程が厳しいね。
-有名になってどうですか?
誰もが敬意を払ってくれるけれど、時には嫌になる時もある。誰でもそれが嬉しく望んでも、結局少しづつ飽きるのは否定できないよ。
これからは練習に集中し、それ以外の行事への参加は極力避けななければいけない。僕の背中を後押ししてくれた人達の為にも頑張らなければ仕打ちも怖いし、良い準備をしなきゃ-いいやと言えば嘘になる。来年レインボージャージを着て走る事になるが、自分がそれ以上の選手になるのも、他の多くが自分の為に働く様になるのも嫌だ。
-世界チャンピオンの責務は重荷ではないですか?
なるべくプレッシャーのかからない所に身を寄せるさ。僕はまだ23才だし、学ぶべき事が沢山ある。-99年の成長
-一番幸せだった事は? -そんな事はない! Gianni Bugno が90年と91年、あと数人(Ronsse, 1928と29;Van Steenberger, 1956と57,Van Looy, 1960と61)だけが2年連続して世界チャンピオンになれた。
-貴方は目標を高く設定しすぎている -私の全体的な能力を高めたいということなんだ。毎年僕は成長しているし、この進化が続くことを望んでいる。そして特に本当に辛かった昨年の様に怪我をし ないことだ。
-それで? -世界選手権よりも難しいのはわかっているけれど、オリンピックで金メダルを取る事かな
-夢は何ですか? -世界チャンピオン大体無条件でいけると思うよ。今年の殆どレースをしていなかったのに、国内のセレクターが私を信頼してくれたし…
-貴方の国のシドニーへの参加枠はたった5人ですね。その座は安泰だと思いますか? -凄いと思う。それで彼は批判されたんだ。
-貴方を選ぶなんて Antequera の期待も大きかった -Mapei でクラッシックレースを中心に活動出来し、偉大な選手達から多くを学 ぶことが出来る。
-今では胸をはって世界最高のチーム Mapei に加われますね -Milano-San Remo とラ・ヴエルタのステージ優勝。そして当然世界選手権
-シドニーのほかに来年の目標は何ですか?
Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp mikitogo@ns.adgnet.or.jp
Copyright (C) 1999 Masayuki Kusunose