:: 27 June 2011 ::
イタリアのComo(コモ)からSimplonpass(シンプロン峠)経由でスイスのMartigny(マルティニー)に、この地はFurkapass(フルカ峠)あたりに発するローヌ川が西進して来て、Leman(レマン)湖に向かい北に転じる地点です。
セントバーナード犬の由来でもあるCol du Gd st-Bernard(大セントバーナード峠)からイタリアのAostaへ、Col de la ForclazからフランスのChamonix(シャモニー)へと通じる交通の要所でもあり、ローマ時代の遺跡も残っています。
Martignyのキャンプ場は、山々が見渡せられる開放感とゆっくり出来るので、以前からよく利用していて今年も2泊することにしました。
Tour de Franceが始まる前に、少しは走らなきゃあいけないなあと思いつつドライブが主体で・・・やっとC4 Picassoのハンドルから自らを開放して、8日ぶりに自転車に乗りました。
走り始めると、やはり足が重く、車の量も多く、予定していた2009年Tour de FranceのゴールだったVerbierというスキー場までは過酷であろうと、コース変更してCol de la Forclaz側の斜面のルートを走ってきました。
林を縫って登る小道は、処々で開けてローヌ氷河が創りだした谷を奥の方まで見渡せる絶景を提供してくれました。
登攀標高差1,000mを稼いだあたりで折り返し、Col de la Forclazからの大きな道に合流すると、葡萄畑の真ん中に入ってしまいました。
昼間の気温が30℃、朝夕で14℃位という温度差と絶えずローヌ側上流側から吹いて来る風による乾燥、良い葡萄が出来ることでしょう。
このあたりは白ワインの産地としても知られているようですが、高いので飲んだ事はありません。
今日は、33.6kmで登攀標高差1,102m、平均勾配3.3%、上り20km、ほぼ登りと下りだけのコースでした。
明日から有料高速を避けてフランスを西に、いよいよTour de Franceの第1ステージを目指します。