アイスランドの1号線の傍に氷河の端の終焉場所があります。
アイスランドのホテルやキャンプ場を紹介したパンフレットの裏表紙に写真が載っていたのですが、アイスランドを一周する1号線の傍に在るとは思いませんでした。
予習を最小限しかしないと、見落としも出てきますが、意外なものを見つけた喜びを得る事も有ります。
アイスランド南部の1号線を東進していた時、丘と丘のわずかな隙間越しに見つけたその場所に丘を越えて行ってみると、素晴らしい風景が待っていてくれました。
静寂が支配するそこは、U字谷を未だに海へと押し出して来ている氷河の端の終焉場所に似つかわしいものでした。
ところがそこからわずかに進むと、Jokulsarlonという道路標示が立っていて沢山の人が氷河端の終焉に立ち会っていました。
Jokulsarlonこそが、パンフレットの裏表紙になった場所だったのです。
しかし、丘越えで行った静寂が支配する場所こそが、氷河端の終焉にふさわしく思えました。