Passo Pordoiを二度登るこの日は、Giro d'Italia 2001 におけるエンターティメント達の最高の舞台となる事は間違いないでしょう。
選手のみならず、熱狂的ファン、熱狂的ほどではないのに連れてこられた人々、それぞれの人々全てがエンターティメントになります。
劇的な走りがTV画面上に映し出されない場所でも選手がカーブを曲がってくるだけで、観客というエンターティメントは最高の声援をしてくれます。
観客がいないところで虚ろに視線を漂わしていたような選手も、観客というエンターティメントに答えるかのように力強く駆け上がります。
走行距離は224km、総登攀標高差は3.815m ！！
何とも！！凄すぎます。
「薬」なしではやっていけない？
きっと、観客が「薬」となるでしょう。
今年の観客動員数の一位にランクされるであろうPasso Pordoi に、エンターティメントの騒ぎを楽しみに行きましょう。
キャンピングカーを連ねて前日から陣どったリタイア組からワイン、菓子etc.を振るまって貰えるかもしれません..............いつもながら、いじましい。
| Passo Pordoiへの行き方 |
当然ながら閉鎖されているであろうCanazeiからPasso Pordoiまでの道のりは11kmあります。歩いていっていけない距離じゃあないですが、Passo Pordoiの4kmほど手前のPecolまでは空中ケーブルカーがあります。
Canazeiには広大な駐車場がありましたから、これを使わない手はないです。
VeneziaからCanazeiまで、午前の早い時間ならばスタート地点のMontebellunaからコースを辿って行けると思います。その距離は220kmくらいで、休憩を入れなければ3時間くらいでCanazeiに着けるでしょう。
Padova、Vicenzaからコースに向かっても同じような距離で、同じような所要時間となるでしょう。
Milanoからだったら、A4、A22、をTrento、Ora と辿りOra からNo.48をCanazeiへ合計330kmくらいですから4時間位でCanazeiに着けるでしょう。
Passo Fedaia(Marmolada)へは、Giro d'Italia 2000 独断ガイド_13tappaを参考にして下さい。
| Camping , Albergo |
キャンプ場の新しいネタはありません。
Hotel、Albergoに泊まって山岳料理を楽しむのもいいですね。
........Pencioneもあるかな？
町に近いキャンプ場に泊まって、Ristrante(レストラン)に出かけて少し散財するのも。
.............Pordoiの興奮を想像して、あるいは思い出しながらグラスを傾けると、至上の幸福を味わえるでしょう。
| 観光 |
この地域は、第一次世界大戦後にオーストリアからイタリアに併合されました。今でもドイツ語が一般的に使われているという事です。
建物の壁は奇麗に漆喰が塗られていて、レストランにはドイツ風の文字が描かれています。
イタリアの町らしくなく、道端にゴミが落ちている事はほとんどありません。
そのDolomitiで、異様な山並が続くPasso Pordoi周辺には、空中ケーブルカーやロープウェイが整備されていて手軽に山頂に登る事が出来ます。
Passo Pordoi(2.239m)からSass Pordoi(2.950m)にはロープウェイで4分ということですから、そこに向かい360度という壮大なパノラマを楽しむのもいいですね。
時間があれば、Sass Pordoiに上がってみようと思います。
| Informazione 13atappa(224km) - 1 Giugno 2001 |
| 標高 | ゴール迄の距離 | 登攀距離 | 登攀標高差 | 平均勾配 | ||
| Passo Rolle | 1.989m | 134km | 19,5km | 1.224m | 6,28% | |
| Passo Pordoi -1- | 2.239m | 43km | 11,0km | 774m | 7,10% | |
| Passo Fedaia(Marmolada) | 2.057m | 24km | 15,4km | 1.043m | 6,60% | |
| Passo Pordoi -2- | 2.239m | 0km | 11,0km | 774m | 7,10% | |
| 登攀標高差の合計：3.815m | ||||||
| 地図 | ||
| Veneto,Friuli Venezia Giulia | ||
| Trentino Alto Adige | TCI(Touring Club Italiano)発行 1/200,000 | |
| Marmolada情報(2000年) | ||
| GIRO 観てきました.......笠松氏 | ||
