InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
Frank Gonzalez氏と東郷幹男氏に感謝します。
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  インフォチクリズモ 2000年1月3日
  結果及び概要
  オランダグランプリ, シクロクロスワールドカップ
  Zeddam, オランダ
世界チャンピオン、ベルギーの自転車選手 Mario de Clercq (Palmans Ideal)が シクロクロスワールドカップ第5戦でゴールスプリントを制し優勝した。
残り2戦 となったこの第5戦目は Zeddam で行われ、de Clercq (59:35) は現ワールドカップ リーダーのベルギー選手 Sven Nijs, 伊の Daniele Pontoni, オランダの Richard Groenendaal, Adri Van der Poel と同タイムでゴールした。
1月16日 Nommay で 行われる最終戦 フランスグランプリを残し、Nijs はワールドカップリーダーの 座を守っている。
結果:
1. Mario de Clercq (BEL) 59分35秒
2. Sven Nijs (BEL) s.t.
3. Richard Groenendaal (HOL) s.t.
4. Daniele Pontoni (ITA) s.t.
5. Adri Van der Poel (HOL) s.t.
6. Ben Berden (BEL) 10
7. Peter Vansantvliet (BEL) 20
8. Petr Dlask (RCH) 46
9. Wim de Vos (HOL) 56
10. Gerben de Knegt (HOL) 1:02
5戦後のワールドカップポイント:
1. Sven Nijs (BEL) 270
2. Richard Groenendaal (HOL) 218
3. Mario de Clercq (BEL) 200
4. Adri Van der Poel (HOL) 160
5. Erwin Vervecken (BEL) 151


  ニュース及び特集
  VDB の最新動向 (Bart Van Hoorebeeck 提供)
先週 Frank Vandenbroucke はイタリアの新チーム Alessio と話したが、金曜日 は Cofidis の経営者といっしょに過ごした。何が話されたかは明らかになって いない。
VDB は、Cofidis チームのベルギー人のチームメイトと練習しており、 新年を彼等と共に迎えた。この男と行動を供にして、憤慨している者はいないよ うだ。


  祝杯の時は過ぎた
練習とレースが復活した。
Cantina Tollo-Regain チームの Marzoli, Di Biase, Giunti, Bossoni が、去年の12月20日からトルカで練習している彼等のチームメ イト Di Luca, Gentili, Tonti, Massi に合流するためにメキシコに飛び立った。

この8選手は、2月7日まで2800mのトルカ高地で練習する予定。

また Aguardiente Nectar-Selle Italia チームの Alessio Girelli, Leonardo Scarselli, Francesco Pasquini も仕事に戻るが、このイタリアのプロ3選手は、 Gianni Savio の新チームで走ることになる。
彼等は今日コロンビアに発ち、水曜日に Cucuta la Clasica de Los Jueces に参加する予定。


  スペインの自転車界ローギア
Indurain の引退の後、低迷を続けていたスペインの自転車界もそのぱっとしな い状況を克服したように見える。
選手も質量共に充実してきたが、この不況を救 うだけの十分なチームが存在しない。
Escartin の件が現在のスペイン自転車界 を象徴している。最終的に Kelme と契約した Fernandoは、とても長い年月掛け て力を伸ばしてきた努力に見合うだけの収入の向上を見込んでいたが、結局スペ インの国内にも海外にも見いだすことができず、Kelme に留まらざるを得なかっ た。

アンチドーピング危機の渦中にあるものの、イタリアには17チーム、フランスに は9チームが存在している。その他にポルトガルには9チームある。
スペインには、 6チーム。もし Costa Almeria チームがスポンサーシップパートナーも見つける か、予算を低く押さえて発足すれば7となる。
以前にも自転車選手を受ける器が 小さく、認知度が低い時期もあったが、スペインのチームのスポンサーを望む会 社がもっとあった。全く不可解なことだが、明瞭なことは今迄春を謳歌して大き なリストラを経験することもなかったが、現在のチームの予算がこれ以上増える ことはない。
このために Escartin には選択肢がなく、Casero, Freire, その仲 間達がチームを去り、19才の若い選手がプロフェッショナル最初の年を外国のチ ームで走らざるを得なくなった。

以前、主要なスペイン選手だけが国外のチームで走っていた。
50年代 Miguel Poblet がイタリアのチームで走ってから、常にスペインの自転車選手は外国のチームで 走り続けてきた。しかし、この様な大規模な国外流出は過去になかった。
これま では、本当に主要な選手が引退前に金を稼ぐために国外に出た。ジロ20、ミラノ サンレモ2勝の Poblet がイタリアの扉を開き、これに Angelino Soler とその 他の選手が続いた。
Bahamontes は最後のシーズンをフランスで走り、同様に Julio Jimenez は Anquetil のチームで重要な役割を果たした。
そして Ocana、彼はフ ランスで自転車選手の地位を築き、選手生命のほとんどをフランスのチームで過 ごした。
しかし70年代、スペインの自転車選手の流出は稀になった。Lejarreta 兄弟, Delgado, Ruiz Cabestany, その他数名の幾らかが出ていったが、長くは 留まらなかった。。


  自転車界 PEDRO GONZALEZ の死による喪中
25年間自転車に打ち込んだ、48才の Pedro Gonzalez が、大晦日にその生涯を閉 じた。
多くの人達に感動を与えたことを証明するように、沢山の人に見守られる 中 Gonzalez はアルムデナ葬祭場で火葬された。
検死の結果、睡眠中大きな二つ の血栓が大動脈を塞ぎ、心臓発作によって死亡したことが確認された。
Gonzalez は、自転車専門に1974年からラジオナショナルで仕事を始め、その後1986年から TVEで仕事をしていた。

彼の葬儀に出席したのは: 彼のTVEでの解説パートナーだった 元自転車選手 Pedro Delgado, Miguel Indurain と引退を決めた弟の Pruden, Chaba Jimenez, Abraham Olano, Roberto Heras... スポーツディレクター:Jose Miguel Echavarri (Banesto), Manuel Saiz (ONCE), Javier Minguez (Vitalicio) そしてその他多数のスポー ツ及び自転車界からの参列があった。


  今世紀のスポーツマン INDURAIN
ツールドフランスに5回優勝した Miguel Indurain は、スペインの日刊紙 Marca が行った投票で、今世紀のスペインのスポーツマンとして選ばれた。
Indurain は 投票の62%を獲得し、2位は8.4%で Real Madrid の元サッカー選手 Argentinean Alfredo di Stefano となった。スペインのファンが同じ投票で、世界のベスト アスリートに投票し、37%で米の Michael Jordan、2位に14%ブラジルの Pele を 選んだ。


  ULLRICH マヨルカで来週の月曜日に練習開始
独の自転車選手 Jan Ullrich は来週の月曜日からマヨルカで調整を始め、その 後練習の強度を上げるために南アフリカに向かう。
"出来る限り調整を万全にし たい。そうしなければ Lance Armstrong や Marco Pantani と戦えないだろう" と彼のトレーナー Peter Becker とトーレニングプランの仕上げにかかっている Ullrich がベルリンから語った。

この個人タイムトライアル世界チャンピオンは彼の望みをこの様に加えている
"シーズン最初は、クラッシックレースで Erik Zabel を助けるために良い調子 で走りたい。"
彼のチーム Telekom は、1月31日にベルリンで公式プレゼンテー ションを行う予定。


  新しいドーピング事件オランダで勃発
自転車界の新年は、著名な80年代のオランダの3選手の攻撃から始まった。
オランダの公営テレビ局 KRO のレポートで、Steven Rooks, Peter Winnen, Marteen Ducrot が80年代オランダの6チームが彼等の選手に対して多くの種類の禁止薬物 を投与していたと非難した。
この3選手によると、Raleigh, Panasonic, PDM, Buckler, TVM, Kwantum チームのドクターと管理者は、レースで所属選手の能力 を向上させるためにドーピング薬物の監督を行っていたという。

"Peter Prost, Jan Raas, Jan Gisbers の様な監督達は、この方面の最新テクニ ックについて明るかった。" と Rooks, Winnen, Ducrot は強く述べており、こ うすることで、
"倫理的観点と現在の選手達に私たちが経験したような生け贄に ならないようにする。" と語った。

このテレビ番組の間にオランダのレポーター Bernard Krikke が示した PDM チ ームが1988年に選手に供給した薬物のリストの中には、テストステロン、コルチ ゾーン、アンフェタミン等が含まれていた。
80年代のオランダの象徴、この3人 のチャンピオンは、
"解雇をちらつかせ、全てを犠牲にして良い結果を求め、選 手達をドーピングに関与させて行く" スポーツディレクターの偽善を批判してい る。
同じ番組で弁解の機会を与えられた、非難の対象となった監督は、強くこの 攻撃を否定している。

"何で彼等が現役のうちにこれを実行しなかったんだ? とこの件を語った3選手に 関係があったであろうオランダ自転車連盟会長 Joop Atsma は驚きながら語った。
オランダの法律でドーピング物質の使用に対して罰則がないために、Rooks, Winnen, Ducrot が告訴される危険性はない。罰則はスポーツ連盟によって行われる。


  メキシコ人女性新記録
メキシコ人 Maria del Carmen Muniz は、自転車耐久記録を塗り替えた。
メキシ コシティの自転車競技場で26時間走り続け、これでギネスブックの記録を2度塗 り替える。62才の Muniz は、12月31日朝10時にスタートし1月1日午後1時まで走り、562,500m走った。


  ニュース短信
  サンディタイムス, 2000年1月2日, スポーツニュース
  Bad Blood By David Walsh
ツールドフランスに優勝した Stephen Roche が、イタリアのスポーツドクター Francesco Conconi 教授によって行われた血液ドーピング事疑惑件に引きずり込 まれた数百のエリートサイクリストの名前の中の一人に上がっている。
このアイ ルランド選手の名前は、進行中の捜査によって差し押さえられた二つの運動選手 のリストの中に記されているのが見つかった。
捜査員はこのリストに載っている 選手の一群は Conconi と彼がベースにしていた北イタリアのフェラーラ大学が 管理していた血液ドーピングプログラムに関わっていたと信じている。
彼の自宅 のあるフランスから語り、Roche は彼の名前がリストにあるのは認めたが、なぜ それがそこにあったのか解らないと言っている。
"私が Carrera チームで走って いた時、一度 Conconi に会ったことがあるが、その後血液検査は私のチームド クター Giovanni Grazzi が全て行った。Grazzi がでフェラーラ大学を基盤にし ていたのは知っているから、多分私とチームメイトが Conconi のファイルに入 っていたのはそのせいだと思う。私は彼と何もしたことはないのだから、Conconi の言うことに説得力はないし、私があれこれしたとは言えない。"
Roche は、 1987年ツールドフランス、ジロデイタリア、世界選手権優勝と信じられない程の 素晴らしい成績を修めた。この前にただ一人 Eddy Merckx が、同じシーズンに この大きなイベントで優勝している。これ以降誰もこれを実現する選手はいなか った。
この年彼が自転車レースの最大のイベントツールドフランスで優勝したと き、アイルランドの首相は彼と共にパリの表彰台に立った。
13年に渡る彼の自転 車生命の間、Roche が薬物検査に引っ掛かったことはなく、1993年に汚点のない 名声のまま引退した。

完全な記事は、サンデイタイムスのウェッブサイトで:

http://www.sunday-times.co.uk/news/pages/Times/frontpage.html?1074973

  2000年1月カレンダー
  国際サイクリング連盟 (UCI)
公式ウェッブサイトより引用:
開始日 終了日 レース カテゴリー
12.01.2000 - 12.01.2000 Melbourne to Sorrento  AUS 1.5
14.01.2000 - 23.01.2000 Vuelta al Tachira VEN 2.5
18.01.2000 - 23.01.2000 Tour Down Under AUS 2.3
26.01.2000 - 06.02.2000 Tour de Langkawi MAS 2.4


Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
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