VUELTA A ESPANA (8月26日-9月17日 スペイン UCIクラス) |
Jan Ullrich (独) Telekom, 26:
1999年のスペイン一周優勝者は、今年のツール
ドフランス開始時点では調子外れだったが、走ることで体を慣らし、最後迄戦い
に持ち堪えて Lance Armstrong に続く賞賛に値する2位を獲得した。
彼は最近の
レースで素晴らしい調子を見せており、伊の Copa Agostoni で優勝している。
この新しいUCI世界ランキング首位は、今年最もマークされる選手となるだろう。
Abraham Olano (スペイン) ONCE, 30:
1998年に優勝してから Olano は、同胞の
ヴァスク人であり5回のツールドフランス優勝者 Miguel Indurain の後継者とし
ての重荷に苦しんでいる。
彼の早期の成功にも関わらず、スペインのメディアの
期待に応えることが出来なかった。
しかし、Olano 真のタイムトライアリストで
あり、表彰台に手の届く安定性を持っている。
Alex Zuelle (スイス) Banesto, 32:
2回のスペイン一周優勝者は、ツールドフ
ランスで期待外れだったが、彼は疑いなく格上の選手であり、自分の今シーズン
の成績の帳尻を合わせるためにも頑張るだろう。
Igor Gonzalez Galdeano (スペイン) Vitalicio, 26:
昨年の2位、来年は ONCE
で走る予定の彼は、チームの決定が正しかったことを証明するために昨年の実績
を再現するように望んでいるだろう。
Fernando Escartin (スペイン) Kelme, 32:
山岳スペシャリスト、全てのメジャ
ーツールで豊富な経験をもつ。
厳しさをものともせず、自分に厳しく沈着冷静だ
が、まだ初のメジャー優勝を狙っている。
表彰台に上るのが大きな試練だろう。
Roberto Heras (スペイン) Kelme, 26:
昨年のスペイン一周3位、ツールドフラ
ンス5位の成績がトップクライマーの証。
今年のコースは彼に適合している。
Santiago Botero (コロンビア) Kelme, 27:
コロンビア人としてツールドフラン
スで山岳賞を獲得する偉大な走りを見せた。
Botero は固い走りで、真に脅威と
なる。
Richard Virenque (仏) Polti, 30:
ツールドフランス6位に続き、この老練なク
ライマー山岳ステージで自分の本領を発揮する。
また彼の参加によってレースが
活気付くのは確実だ。
Oscar Freire (スペイン) Mapei, 24:
1999年の世界選手権ロードレス優勝でブ
レークした、スペイン選手の新世代の一人。
今シーズン背中の問題に悩まされた
が、他の選手に先端に連れられて、今年のヴエルタでも活躍するだろう。
Pavel Tonkov (露) Mapei, 31:
1996年のジロ優勝者であり、昨年のこのレース
4位の Tonkov は素晴らしいオールラウンダー。
今年のツールに出場しなかった
彼は、これを埋め合わせるために年齢をものともせず上位に姿を現すに違いない。
Jose Maria Jimenez (スペイン) Banesto, 29:
過去3年間スペイン一周の山岳王
であり今年のカタルーニャ一周の優勝者、Jimenez は自信溢れてここに来た。
つ
い先日、トレーニング中に車と接触事故を起こしたが、切り傷と青痣で済んだ。
過去20年の優勝者:
1980 - Faustino Ruperez (Spain)
1981 - Giovanni Battglin (Italy)
1982 - Marino Lejarreta (Spain)
1983 - Bernard Hinault (France)
1984 - Eric Caritoux (France)
1985 - Pedro Delgado (Spain)
1986 - Alvaro Pino (Spain)
1987 - Luis Herrera (Spain)
1988 - Sean Kelly (Ireland)
1989 - Pedro Delgado (Spain)
1990 - Marco Giovanetti (Italy)
1991 - Melchor Mauri (Italy)
1992 - Toni Rominger (Switzerland)
1993 - Toni Rominger (Switzerland)
1994 - Toni Rominger (Switzerland)
1995 - Laurent Jalabert (France)
1996 - Alex Zuelle (Switzerland)
1997 - Alex Zuelle (Switzerland)
1998 - Abraham Olano (Spain)
1999 - Jan Ullrich (Germany)
最大の優勝タイム差:
30分8秒 -- 1945年 Delio Rodriguez (スペイン) が Julian
Berrendero (スペイン) につけたタイム差
最小の優勝タイム差:
6秒 1984年 Eric Caritoux (仏) が Albert Fernandez
(スペイン)につけたタイム差
ヴエルタが米国から始まるか?:
La Vuelta a Espana は大きくなった。
テレビ視
聴者もサッカーと争う。
毎年、厳しいコースが設定され、今年もこれまでになく
より厳しい。
選手達はピレネー, ロス・ラゴス, エル・アングリルを越えなけれ
ばならない。
スペインには登るべき山がたくさんあるが、レース主催者はそんな
ことはどうでも良いようだ。
Unipublic はレースを米国でスタートしようと目論
んでいる。
これは新しいアイデアではない。
昨年から彼らはこれについて触れている。2003年
のスタートは Miami になる可能性がある。
ここで彼らは3ステージ行う予定だ。
ただ一つの変更点は、帰還の交通手段が、時間節約のためにと考えていたコンコ
ルドから普通の飛行機になることだけだ。
ヴエルタのスタートがこの様になるの
はそれはそれで奇妙だが、ツールドフランスが東京でスタートしたがっていると
いう噂もある。
8月21-26日 Ronde van Nederland / オランダ一周 オランダ UCIクラス2.1 |
ステージ 2:
Utrecht と Hoorn 間185kmの第2ステージは、南アフリカの Robert
Hunter (Lampre) がステージ優勝し、新しい総合リーダーとなった。
Hunter は、
ゴールスプリントでデンマークの Lars Michaelsen とスロベニアの Zoran
Klemencic を破り、タイムボーナスを得て総合リーダーとなった。
残り25km地点
で、集団落車があり、これで最も影響を受けたのは、豪の Robbie McEwen (Farm
Frites)。
彼は Hoorn の病院送りとなった。
1. Robert Hunter (RSA/Lampre) 4:22:15
2. Lars Michaelsen (DEN) s.t.
3. Zoran Klemencic (SLO) s.t.
4. Nico Eeckhout (BEL) s.t.
5. Fabrizio Guidi (ITA) s.t.
6. Gert Vanderaerden (BEL) s.t.
7. Steven De Jongh (HOL) s.t.
8. Arvis Piziks (LET) s.t.
9. Fabio Sacchi (ITA) s.t.
10. Max Van Heeswijk (HOL) s.t.
==
72. Erik Dekker (HOL) m.t.
総合成績:
1. Robert Hunter (RSA/Lampre) 8h.41:23
2. Erik Dekker (HOL) at 8
3. Servais Knaven (HOL) at 13
4. Laszlo Bodrogi (HUN) s.t.
5. Max Van Heeswijk (HOL) at 14
6. Fabrizio Guidi (ITA) s.t.
7. Tyler Hamilton (USA) at 15
8. Peter Van Petegem (BEL) s.t.
9. Michael Sandstod (DEN) s.t.
10. George Hincapie (USA) at 16
ステージ 3:
Bolsward と Leeuwarden 間91kmの第3ステージ、南アフリカの Robert
Hunter (Lampre) が優勝した。
昨日の第2ステージで優勝し、総合リーダーとな
った Hunter は伊の Fabrizio Guidi を押さえてゴール。
選手達は、この午後
Leeuwaerden で行われる19.7km個人タイムトライアルに挑む。
8月23日 Druivenkoers - Overijse ベルギー UCIクラス1.3 |
ステージ 1, 199.8 km:
1. Michel Vanhaecke (BEL/Tonissteiner) 4h.42:00
2. Andrei Tchmil (BEL) at 5
3. Scott Sunderland (AUS) s.t.
4. Yoann Le Boulanger (FRA) at 8
5. Dave Bruylandts (BEL) s.t.
8月23日 Trofeo dello Scalatore 2 伊 UCIクラス1.4 |
水曜日、Limone Piemonte と Sant'Anna Vinadio 間137kmのクライマー杯の第2
戦目は、メキシコの自転車選手 Julio Perez Cuapio (Panaria) が優勝した。
23歳のネオプロ Perez Cuapio は、Sanctuaire の登りの頂上(2,010m)に、伊の
Gianluca Tonetti よりも52秒早く単独でゴールした。
優勝者よりも1分19秒後に
ゴールした伊の Ruggero Borghi が総合リーダーとなった。
1. Julio Perez Cuapio (MEX/Panaria) 3:13:23
2. Gianluca Tonetti (ITA) at 55
3. Ruggero Borghi (ITA) at 1:19
4. Massimiliano Gentili (ITA) at 1:24
5. Michele Coppolillo (ITA) at 1:40
6. Massimo Cigana (ITA) at 1:48
7. Marco Magnani (ITA) at 1:58
8. Fortunato Baliani (ITA) at 2:01
9. Gianluca Vailoti (ITA) at 2:05
10. Mauro Gianetti (SWI) at 2:08
8月23-26日 Tour du Poitou Charentes 仏 UCIクラス2.4 |
ステージ 1, Cognac to Saint-Georges-de-Didonne, 183 km:
1. Damien Nazon (Fra/Bonjour) 4:40:34
2. Harald Morscher (Aut) s.t.
3. Rene Haselbacher (Aut) s.t.
4. Francois Simon (Fra) s.t.
5. Stuart O'Grady (Aus) s.t.
総合成績:
1. Damien Nazon (Fra/Bonjour) 4:40:24
2. Harald Morscher (Aut) at 4
3. Rene Haselbacher (Aut) at 6
4. Philippe Gaumont (Fra) at 7
5. Gilles Maignan (Fra) at 8
McEwen 重傷を免れる Valkerie Mangnall 提供 |
アデレード, 8月24日 AAP
豪のオリンピックロードレースの期待が掛かる Robbie McEwen はオランダ一周
で落車したが、重傷を免れた。
Utrecht から Hoorn 迄の185.5kmの第2ステージ
で落車し、病院に運ばれたMcEwen は、今日9月27日に行われるオリンピックのロ
ードレースに問題ないと述べた。
この Farm Frites の選手は鎖骨骨折の恐れもあったが、用心のために撮ったレ
ントゲン写真で、全く骨折のないことが確認された。
完全な記事はスポーツトゥデイオーストラリアの以下のリンクで:
http://www.sportstoday.com.au/breaking/20000824/201724-4580.html
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