InfoCiclismo
原典:Frank Gonzalez infociclismo
翻訳:Togo Mikio
Frank Gonzalez氏と東郷幹男氏に感謝します。
InfoCiclismoの元となる
ヨーロッパサイクリングレポートの購読は無料です。
原文(英語)を購読したい読者は是非

infociclismo-subscribe@eGroups.com
に空メールを送ってください。

  インフォチクリズモ 4月5日  http://www.infociclismo.com
  レース
  4月3-7日 Vuelta Ciclista al Pais Vasco スペイン UCIクラス 2.HC
ステージ 3:
水曜日 Vuelta al Pais Vasco の第3ステージは、伊の Stefano Zanini (Mapei) が優勝し、これで3連続伊選手がステージ優勝した。
Zanini の優勝は、 第1ステージ Massimo Codol と 第2ステージ Danilo Di Luca に続く。

このステージは冷たい雨で始まり、レース序盤集団は非常に静かだった。
この日 の6つの登りの中の最初の登りを下るとき Mariano Piccoli, Fabio Roscioli, Felix Cardenas そして Aitor Silloniz を含む逃げ集団ができた。
この逃げの 前に起ったこの日の最も重要な事件は、1996年大会の優勝者 Francesco Casagrande の撤退。
後ろの集団は、逃げを潰す責任を負うチームもなく数十kmがそのまま過 ぎ、タイム差は中盤で7分に広がった。
徐々に集団は暖まり始め、Danilo di Luca のチームメイトと総合上位の選手達がスピードを上げる。

ゴール地点から40km手前のカテゴリー1の登り Santa Teodosia の少し前で伊の Fabio Roscioli が4選手の逃げ集団から脱落。
逃げ集団は大集団に4分差をつけ てこの登りの頂上を越えた。
この4kmの登り、メイン集団では米の Lance Armstrong の動きが非常に目立っていた。

雪に戻りスプリンターを擁するチームが先頭に出て、最終的に逃げた選手達は一人 ずつ集団に飲み込まれ、最後に残った Silloniz もゴール手前4kmで捕まった。
一旦集団が元に戻ると、攻撃が始まるが、逃げ切れた者は居らず、スプリンター 擁するチームがゴールスプリントへと導く。
チームメイトの Paolo Bettini の 完璧な発射を受けた Stefano Zanini がゴールスプリントを取った。
ステージ 3, Trapagaran 〜 Vitoria, 190 km:
  1. Stefano Zanini    (ITA-Mapei)  5:19:23
  2. Angel Vicioso     (SPA-Kelme)     s.t.
  3. Udo Bolts         (GER-Telekom)   s.t.
  4. David Etxebarria  (SPA-ONCE)      s.t.
  5. Beat Zberg        (SWI-Rabobank)  s.t.
  6. Davide Rebellin   (ITA-Liquigas)  s.t.
  7. Igor Flores       (SPA-Euskaltel) s.t.
  8. Stefano Garzelli  (ITA-Mercatone) s.t.
  9. Armin Meier       (SWI-Saeco)     s.t.
 10. Mikel Zarrabeitia (SPA-ONCE)      s.t.

総合成績:
  1. Danilo Di Luca       (ITA-Cantina) 14:0:47
  2. Davide Rebellin      (ITA-Liquigas)   at 5
  3. Massimo Codol        (ITA-Lampre)     at 5
  4. Aitor Osa            (SPA-Banesto)    at 5
  5. Andreas Kloden       (GER-Telekom)   at 10
  6. Laurent Jalabert     (FRA-ONCE)      at 10
  7. Bingen Fernandez     (SPA-Euskaltel) at 10
  8. Giuseppe Di Grande   (ITA-Festina)   at 10
  9. Michael Boogerd      (NED-Rabobank)  at 10
 10. Alexandre Vinokourov (KAZ-Telekom)   at 15

山岳          : Alberto Lopez de Munain (SPA-Euskaltel)
ホットスポット: Aitor Silloniz (SPA-Euskaltel)
総合ポイント  : Danilo Di Luca (ITA-Cantina)
チーム        : Banesto (SPA)
  4月5日 Gent - Wevelgem ベルギー UCIクラス 1.HC クラッシック
このベルギーの214kmのクラッシックレース第62回大会は、Farm Frites チーム のベルギー選手 Geert Van Bondt が優勝し、このチームのリーダー Peter Van Petegem が Johan Museeuw を押さえて2位でゴールした。
Van Bondt は単独で強 力なベルギー選手を含む7人の追走集団に30秒先行してベベルヘムに入った。
こ の日の決定的な逃げはゴール手前67km地点で決まった。

29才の Van Bondt は子供時代からの Van Petegem の友人であり、1993年にプロ デビューしている。
1998年にTVM、現 Farm Frites と契約する迄、地味なチーム で走っていた。
この日の悪いニュースは独の German Erik Zabel (Telekom) の 落車事故。
彼は8人の先頭集団を追う追走集団の中で走っていたところ、コース に馬が駆け込んできて、これが原因となって落車した。
Zabel は自力で復帰し、 小さな怪我だけで済んだために、その後医師の治療をうけた。
ゴール手前25km地 点でその他の馬も道を横切ったため、キャラバンや観客に動揺が走った。
結果:
  1. Geert Van Bondt   (BEL) 4:57:00
  2. Peter Van Petegem (BEL) at   29
  3. Johan Museeuw     (BEL)     s.t
  4. Tristan Hoffman   (HOL)     s.t
  5. Chris Peers       (BEL)     s.t
  6. Andreas Klier     (GER)     s.t
  7. Michel Van Haecke (BEL)     s.t
  8. Peter Farazijn    (BEL) at   44
  9. Steffen Wesemann  (GER) at 1:03
 10. Roger Hammond     (GBR) at 1:03
  4月4-7日 Circuit Cycliste de la Sarthe 仏 UCIクラス 2.4
ステージ 2:
独のスプリンター Marcel Wust (Festina) が2連続ステージ優勝を 決め、総合リードを保っている。
Wust がこのステージを優勝したが、今日の主 役は、英の David Millar だった。彼は191.8kmのうち150kmを単独で逃げた。
彼 はゴールラインたった10km手前で捕まった。
ステージ2:191,8 km
 1. Marcel Wust       (Ger/Festina), 4:36:27 平均 41,628 km/h
 2. Giovanni Lombardi (Ita)             s.t.
 3. Laurent Brochard  (Fra)             s.t.
 4. Francois Simon    (Fra)             s.t.
 5. Alain Turicchia   (Ita)             s.t.
 6. Crescenzo D'Amore (Ita)             s.t.
 7. Jeremy Hunt       (GBR)             s.t.
 8. Scott Mac Grory   (Aus)             s.t.
 9. Bradley Mc Gee    (Aus)             s.t.
10. Jens Voigt        (Ger)             s.t.
      
総合成績:
 1. Marcel Wust        (Ger/Festina) 8:55:43
 2. Laurent Brochard   (Fra)            at 9
 3. Giovanni Lombardi  (Ita)              10
 4. David Millar       (GBR)              11
 5. Jeremy Hunt        (GBR)              14
 6. Mederick Clain     (Fra)              14
 7. Philippe Bordenave (Fra)              16
 8. Jimmy Casper       (Fra)              17
 9. Alain Turicchia    (Ita)              18
10. Jens Voigt         (Ger)              18
   ニュース
  BARTOLI の苦悩:
小さなライオンは苦しんでいる。Michele Bartoli は一進一退。
脚は闘える状況 ではなく、この伊選手はアルデンヌのクラッシックの見込みがないと苦悩を語っ ているが、状況は非常にデリケートだ。
"プロ選手になってから、フレシュバロ ンヌとリエージュ-バストニュ-リエージュは欠かしたことがなかった。
これらを 諦める事は非常に辛い。
しかし、フランドル一周の200kmを過ぎてから全くレー スにならなかった。そうせざるを得ない。
そのお陰で、最終走者となってしまっ た。
若い頃から、私は物事に集中する質だったから、レースで最後にゴールする 何て思いもよらなかった。
チャンスも少ないし、望みも小さいが、それが全く小 さい事に恐れを感じている。" と Bartoli は説明している。

今日 Bartoli は最終試験としてガン-ベベルヘムに挑む。
昨日この伊選手は、Yvan Van Mol に付き添われて、Museeuw の膝を直した医学療法士 Lievens Maeschalk の診察を受けた。
"彼は我々の知っていることを再確認し、ジムでの特殊な機材 を使った練習プログラムを作った。
私達は Aldo Sassi と共に、練習のためにカ ステランツァセンターに行くことに決めた。
ガン-ベベルヘム? もし先頭集団の 中にいれば、優勝を狙って走るが、そうでなければ補給地点で止める。
フランド ルと同じ様な感じならば、直ぐに止める積もりだ。"
Bartoli の調子は、シーズ ン始まって以来とても変化している。ある日彼は調子良くても、その翌日全く暗 黒の苦しみに落ちいる。
"私次第だが、この問題に打ち勝つ迄走り続ける積もり だ。
しかし私には選択権がない。私の春を忘れざるを得ないのだ。
アルデンヌと アムステルをスキップすることになるが、フランクフルトグランプリ迄には必ず 戻る。" とこの選手は語った。


  BRUYLANDTS 再びストップ:
ガン-ベベルヘムの出走リストの中に、他の選手に混じって23才の Dave Bruylandts の名前もあった。
15日前 Farm Frites チームは、カタラン一周でヘマトクリッ ト値が50%を越えた彼に解雇通知を渡した。
Bruylandts は彼の古巣 Palmans と 契約できたが、昨日の朝 Bruylandts はレースに再出場するための強制検査に通 らなかった。
Le Havre で行われた試験の結果、彼のヘマトクリットレベルは、 また50%(50.1 %) を越えていた。
このベルギー選手は更に2週間出場停止となる。
デンマークの Nicolay Bo Larsen もまた、フランドル一周の前にヘマトクリッ トレベルが50%を越えていたために、2週間の出場停止期間中でいる。


  FREIRE 復活:
カタラン一週間の第1ステージ棄権の原因となった脹ら脛の問題の治療のために 一週間を過ごした Oscar Freire だが、Vuelta al Pais Vasco と Ardennes Classics もスキップしなければならないようだ。
この世界チャンピオンがレー スに再び姿を現すのは来週の Vuelta a Aragon (4月12-16日) となり、その後4月 22日のアムステルゴールドレースに出場する。

昨日 Freireはミラノで2回診察を受けた。
彼は、痛み続けている背中の問題につ いて朝に Migliore 医師を訪れ、膝の問題で午後に Simonetto の診察を受けた。
これらの全ての問題に加え、月曜日に彼がミラノに飛行機で到着した時、飛行機 の乗客の3kgのラップトップコンピューターが彼の頭の上に落ちるという痛い事 件があった。
脳震盪を起こすほどの衝撃を受けた Freire は冗談混じりにこう語 っている。: "選手にコンピューターが良くないという結論に至ったよ。"


Thanks Frank Gonzalez
東郷幹男@東京中野
QFH01400@niftyserve.ne.jp
mikitogo@ns.adgnet.or.jp
--------------------
infociclismo(翻訳:Togo Mikio)Top page
back next
line

Bicicletta Velo Bicicleta
home
Copyright (C) 2000 Masayuki Kusunose