:: 7 Sep. 2011 ::
Vuelta a Espanaのコースを選手と関係車両が通り過ぎた後で辿ることは、コース図なしでは不可能です。
車列の最後に看板を回収する役回りの車がいて、手際よく回収して行きます。
写真は補給所の終わりを示す看板ですが、進行方向を示す矢印看板も同ように回収して行きます。
Tour de Franceのように、翌日まで残っている事はありません。
看板の取り付け方も独特で、針金などは使わずに透明なビニールテープでグルグル巻にして、回収する時はカッターナイフでビニールテープを切るという簡便さです。
何回も同じ看板を使うようで、前回のビニールテープが残っている看板の見栄えは悪いですが、ゴミとして残らず実に合理的です。
バナーの設営方法も合理的で、アスファルトにドリルで穴を空け、先が尖った合成樹脂の棒を差し込み、合成樹脂製でネジを切った取り付け器具を棒に差し込んで、ネジを締める事によって上下の位置決めをしてバナーを固定していました。
バナーの始まりと終わりなど必要な所には、紐でステーを取っていましたが、必要でなさそうな所は棒が1本立っているだけでした。
回収時も幾つかの班に別れて3人一組で、軽やかに作業を行なっていました。
合成樹脂製の棒とビニール製のバナーは何回も可能ならば、最終日まで使っている事でしょう。